ロッテ・伊東勤監督

◆ 鈴木と井上頼み…

 昨年の3位から上位進出を目指したロッテ。ところが、出だしは4カード連続の初戦黒星など、ここまで9試合で2勝7敗の借金5という苦しいスタートになっている。

 チーム打率.201、防御率4.91はともにリーグ最下位。かみ合わない投打に、指揮官の渋い表情を見る場面も多い。

 特に苦しいのが打線。それが現れていたのが11日のスタメンだ。

【4月11日 vs.オリックス】
1.(中)岡田 .000
2.(右)清田 .167
3.(左)角中 .179
4.(指)パラデス .138
5.(二)鈴木 .464
6.(一)井上 .345
7.(三)ダフィー .157
8.(捕)江村 初出場
9.(遊)平沢 .143

 出場機会の少ない選手や初出場の選手もいたが、鈴木大地と井上晴哉を除く7人が全員打率1割台以下という状況だった。その中でチーム全体で7本の安打が出たが、得点は1点に留まり敗れている。

 鈴木はリーグトップの打率を残すなど孤軍奮闘しているが、昨年の首位打者・角中勝也の不振や頼みの助っ人2人の出遅れが大きく、出遅れの大きな原因となってしまっている。

◆ 頼みの投手陣も…

 投手陣はと言うと、大黒柱の涌井秀章に昨年の最優秀防御率投手である石川歩という強力な二本柱を抱え、ほかにも唐川侑己や抑えから転向した西野勇士、ルーキーの佐々木千隼などなど楽しみなメンバーが揃っていた。

 ところが、フタを開けてみると頼みの涌井と石川、さらに唐川も2戦2敗。ローテーションの軸となる投手たちが軒並み苦しみ、粘ることができていない。

 投打ともに救世主の出現が待たれる中、12日にはファームから大ベテランの福浦和也をコールアップ。2000本安打の偉業にあと68本と迫っている41歳にはその打棒はもちろんのこと、チームの嫌な空気を断ち切るはたらきにも期待がかかる。

 投手ではドラフト2位ルーキーの酒居知史が3試合に投げて2勝0敗、防御率1.69と好投。ほかにも4試合で1勝1敗ながら防御率0.86を誇る二木康太や、2試合の登板で1勝0敗、防御率1.13という左腕のチェン・グァンユウら楽しみな選手がいるだけに、今後の選手の入れ替えには注目だ。

 就任5年目の伊東勤監督はこの苦境をいかにして乗り切っていくのか。まだ戦いは始まったばかりであるが、いきなり腕の見せ所がやってきた。

この記事を書いたのは

ベースボールキング編集部

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