福良淳一,
オリックスの福良監督

「いけると思ってた男に振られると辛いでしょ。だから期待しないの」。笑顔でそう返された。

 開幕3連敗。最悪の形で敵地・メットライフドームに乗り込んできたオリックス。ファンも悲壮感が漂っているのではないかと、ライト外野席に足を運んでみると、そんな空気は全く感じられなかった。むしろ、ファンからは笑顔が多くみられた。

 「想定内」「例年通り」。多くのファンが笑顔で口にする。「去年は完全最下位(オープン戦、交流戦、ペナント、二軍)だったけど、今年はもうオープン戦でそれを免れた。去年より悪くなることはない」と、ある男性ファン。そのポジティブさに驚かされた。

 しかし、オリックスは“良い意味”でファンの予想を裏切った。

 4月4日、西武に7-0で勝利し、今季初白星を挙げると、翌5日は西武の強力打線をねじ伏せ、完封勝利。その後、昨季王者日本ハムに3連勝、ロッテに11-1の大勝で2014年以来3年ぶりの6連勝で2位につけている。

 12日のロッテ戦は4-6で敗れ、連勝は「6」で止まったものの、終始劣勢の展開ながら、打線は粘りを見せ、相手を上回る9安打で2点差まで迫った。

 3年ぶりの貯金生活に入ったオリックス。「優勝なんて贅沢なこと」「Aクラスに入れれば」「去年より悪くなければ」と謙虚(?)なオリックスファンだが、“想定外?”の出来にニヤニヤが止まらないのではないだろうか。

 冒頭の女性ファンは続ける。「もう20年以上も待った」。昨季、広島が25年ぶりのリーグ制覇を達成し、オリックスはプロ野球12球団で最も優勝から遠ざかっているチームになってしまった。ファンはもうしびれを切らしていることだろう。

 “春の珍事”。そんな声も聞こえるが、“期待せず?”待ち続けているファンのためにも、快進撃を続けてほしい。

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ベースボールキング編集部

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