打率.235の中日・ゲレーロ
中日のゲレーロは14日の巨人戦でサヨナラ安打を放ったが、打率.235、1本塁打、5打点とここまでは本来の力を発揮できずにいる。
練習試合、オープン戦の序盤までは本塁打を量産し、ビシエドとともに長打の打てる大砲として期待されていた。いざシーズンが開幕すると、日本投手の配球に苦しみ思うような打撃を披露することができていない。
ニッポン放送ショウアップナイターで解説を務める山崎武司氏は「1番はストライクゾーンが大きくなっちゃっていますよね。オープン戦の時は自分のストライクゾーンを持って打てたんですけど、開幕してからインコースに、かなり投げられたでしょ」と打ててない原因を分析。
つづけて山崎氏は「インコースを意識すると少し自分の中で開き気味に入っていくわけですよ。そうするとアウトコースが遠く見えてしまうんですよ。この辺が少し悩んでいるだろう」と話した。
山崎氏「全然重症じゃない」
インコースに苦しむゲレーロだが山崎氏は「全然重症じゃないと思います」と話す。
その理由について「インコースを強く振らないといけない、アウトコースはボール2つ分ぐらいまで打ちにいっていますよね。この辺を改善すれば全然大丈夫だと思いますね」と説明する。
さらに山崎氏は「オープン戦からインコースの対応について言ってきましたけど、早いうちに気付いてよかったんじゃないかなと思います」とし、「自分のストライクゾーンを頑なに守って、打てば十分打てると思いますね」と期待を寄せた。
山崎氏が指摘する課題の“インコース”を克服し、ナゴヤドームにチームの勝利を導くアーチを量産して欲しいところだ。
(提供=ニッポン放送ショウアップナイター)