清宮が1試合2発で勝利に貢献
春季東京都高校野球大会 準々決勝
○ 早稲田実業 14 - 2 駒大 ●
15日、神宮第二球場で行われた春季高校野球東京都大会の準々決勝 早稲田実 対 駒大高は、5回コールド14対2で早稲田実が勝利し、準決勝進出を決めた。
この試合、『3番・一塁』で先発出場した早稲田実・清宮幸太郎主将は、5点リードの4回表、一死一・二塁で迎えた第3打席、2ボールから駒大高の先発左腕・吉田永遠投手が投じた内角直球を右中間の防球ネットへと高々と運ぶ3ラン本塁打を放ち、ついに高校通算80号の大台に乗せた。
さらに、7点リードで迎えた5回表、一死一塁で迎えた第4打席も1ボール1ストライクからの3球目、同じく吉田永遠投手から外寄り低めの直球をセンターへ運ぶ2ラン。2打席連続本塁打で、自身の高校通算本塁打数を81本まで伸ばした。
この日2本塁打の清宮は、やはり本塁打は気持ちいいか、との問いに「もちろんです。すっきりした感じ」と答え、修正してきたポイントについては「下半身ですね」と明かした。
また、「会心の当たりでなくても入る、それを意識してトレーニングをやってきた。冬場にしっかりやってきた成果が出た」と語った。
【清宮の打席詳細】
2打数2安打 2本塁打 5打点
第1打席:四球
第2打席:四球
第3打席:右中間3ラン
第4打席:中堅2ラン
駒大戦を終えての清宮コメント
Q 今日の試合を振り返って。
清宮「前の3試合は投打が噛み合わずもつれた試合が多かったです。今日はピッチャーが、よく抑えてくれましたし、打撃の方でもみんなが線で繋がったので、非常にいいゲームだったと思います」
Q 清宮選手にもホームランがでました。
清宮「狙っていたわけではないですけど、風があったので、そのおかげだと思います」
Q 1本目のホームランは?
清宮「かなりつまっていましたが、角度が良かったです。つまっていても入るということを目標にトレーニングをやってきているので、その成果が出たと思います」
Q 高校通算80本を超えましたが。
清宮「今年、練習試合が解禁になってからホームランがなかなかでていなかったので、意識していたわけではないですけど、今までに比べて少なかった。ホームランを打てたことは素直に嬉しいです」
Q 練習で手応えを感じた部分は?
清宮「今日は試合前からいけると思っていたので、思った通りの結果が出て良かったです。センバツから不調が続いていましたけど、その原因がわかったので、しっかり直して1週間を過ごしました。予想通りのいい結果でした」
Q 準決勝に向けて。
清宮「ここまで来たらどこが優勝してもおかしくない。次の試合も間違いなく厳しい試合になると思いますが、自分たちのスタイルを変えずに、投打の噛み合った今日のような試合が次もできればと思います」
(取材=ニッポン放送・洗川雄司)