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“恐怖の2番”ペゲーロが挑む、球団助っ人史上初の大台超え

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快進撃の立役者となっている楽天・ペゲーロ(C)KYODO NEWS IMAGES

好調打線を引っ張る男


 開幕14戦11勝――。楽天の開幕ダッシュがパ・リーグを盛り上げている。

 快進撃の中心にいるのが、すっかり“恐怖の2番”として定着したカルロス・ペゲーロ。ここまで14試合で打率.304をマークし、6本塁打は両リーグトップ。12球団No.1のチーム打率.282を誇る好調打線を牽引している。


 来日2年目を迎える30歳だが、日本に来たのは昨年7月下旬のこと。7月26日にデビューを果たすと、51試合で打率.279、10本塁打を記録した。

 逆方向にも軽々と放り込めるそのパワーが最大の魅力。開幕からプレーできる今季は中軸打者としての期待が高まっていたが、男に用意されたイスは『2番』だった。

 日本では“つなぎ役”という印象が強いため、違和感を覚えるファンも少なくなかったであろうが、あまりバントなどの戦法を重視しないメジャーでは2番に強打者を置くという考えは一般的。池山隆寛打撃コーチも「打てるバッターを上位に置いた方が、単純に打順が回ってくる機会が多くなる」とペゲーロを2番に置くことのメリットを説明する。

 後を打つゼラス・ウィーラー、ジャフェット・アマダーの調子がなかなか上がってこないのは気がかりであるが、2番から助っ人が3人並ぶ打線は相手にとって脅威そのもの。それでいて5番以降には銀次や島内宏明、藤田一也といったくせ者タイプの打者が並んでおり、この恐怖と嫌らしさを兼ね備えた並びが相手投手を苦しめている。


球団新記録への期待...


 持ち前の怪力を発揮し、本塁打と打点でリーグトップの数字を残しているペゲーロ。ここで期待がかかってくるのが、球団助っ人のシーズン記録である。

 楽天の助っ人外国人によるシーズン本塁打の記録は、2006年のホセ・フェルナンデスと2013年のケーシー・マギーが記録した28本。他球団と比べて歴史が浅いこともあり、そのハードルは高くない。

 ペゲーロはここまで14試合で6本の本塁打を放っており、これを143試合に換算すると、最終的には61本まで記録が伸びる計算となる。もちろん年間通してこの勢いを持続するというのは現実的ではないが、球団助っ人史上初の30発超え・40発超えというところへの期待は高まる。

 また、打点も2013年のアンドリュー・ジョーンズが記録した94というのが最高記録となっており、3ケタの大台を超えた選手はいない。2番という打順ながらここまでリーグトップの17打点を記録しているだけに、こちらの大台超えも狙ってほしいところだ。


【楽天・助っ人野手のシーズン記録】
▼ 打率
.332 リック・ショート(2008)

▼ 本塁打
28本 ホセ・フェルナンデス(2006)
28本 ケーシー・マギー(2013)

▼ 打点
99点 ホセ・フェルナンデス(2008)


カギは左投手の攻略


 どれだけ快調に数字を伸ばしていても、継続できなければ意味がない。年間通して活躍するうえでカギとなりそうなのが、ズバリ『左投手』との対戦だ。

 昨年の成績を見てみると、対右が打率.268で6本塁打だったのに対し、対左は対戦数が少ない中で打率.346と好成績。本塁打も4本マークするなど、まったく左を苦にしていなかった。

 ところが、今季は対右で打率.340、6本塁打と好成績を収めている一方、対左はというと打率.111で0本塁打。9打数ではあるが、わずか1安打に留まっているのだ。

 昨年のデータもあって左投手をぶつけられるシーンはあまり見られなかったが、西武との2連戦では左腕の武隈祥太に2の0に封じられるなど、これからは左投手との対戦も増えてくることだろう。各球団が対策を講じてくる中で、昨年のような数字を残すことができるのか。シーズン通して成績を残していくためには重要な要素となる。
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