21日の日本ハム戦に先発する西武・菊池雄星が今季初白星を挙げた日本ハム戦で2勝目を狙う。
西武の新エース・菊池はここまで3試合に登板。防御率2.14も白星は開幕戦で挙げた1勝のみだ。それでも、「抜群とまではいかないが、いい感じ」と万全をアピール。順調に調整を続けている。
課題は「カーブ」。「この3試合、うまく(カーブを)使えていない」ため、ストレートとスライダーを中心に組み立ててきた。しかし、「カーブは、どの球種よりも楽になるし、自分のフォームも良くなる」と話す。初の二ケタ勝利を記録した昨季も「うまくカーブが使えるようになってから良くなった」と振り返った。
日本ハムとは今季2度目の対戦。前回対戦となった3月31日の開幕戦では、7回4安打1失点の好投で白星を挙げた。
しかし、それは過去の話と一蹴する。「(2回目の対戦だが、気持ちは)変わらない。相手がどうこうという問題ではなく、自分のボールが何%投げられるかだけ」ときっぱり。新たな気持ちで、2勝目に意欲を燃やした。
前回、2安打を許した高校の後輩、大谷翔平は負傷で離脱中。報道陣にリベンジしたい気持ちはあったかと問われると「あったって言った方がいいんですかね。いない方がいいに決まってるじゃないですか」と笑った。
チームは19日の楽天戦で、延長12回逆転サヨナラ勝利を収めた。この勢いをさらに加速させるべく、レオのエースがマウンドに上がる。