岩隈久志,
ビハインドの6回途中で降板したマリナーズ先発の岩隈久志

○ アスレチックス 3 - 1 マリナーズ ●
<現地時間4月21日 オークランド・コロシアム>

 マリナーズの岩隈久志が21日(日本時間22日)、今季初勝利を目指し敵地でのアスレチックス戦に先発登板したが、6回途中3失点で今季2敗目を喫した。

 岩隈は初回、先頭打者に四球を与えるも、2番アロンソには狙い通り内野ゴロを打たせ一ゴロ併殺。初回を3人で片付けると2回も3者凡退に抑え、その直後に打線が1点を先制した。

 3回、4回はいずれも得点圏に走者を背負うも、丁寧な投球を展開し零封。1-0のまま勝利投手の権利がかかる5回を迎えたが、一死から8番プルーフに高めに浮いたスライダーを完璧に叩かれ、これが中越えの同点ソロとなった。

 岩隈は続く6回にも、先頭打者のアロンソにソロ弾を浴び1-2。続くローリーにも左中間を破られる二塁打を許すと、4番デービスを二ゴロに打ち取ったところでマリナーズベンチは継投策を選択した。

 一死三塁の場面で登板した2番手左腕・パゾスが、5番ボートに右犠飛を許し3失点目。岩隈は結局、5回1/3で82球を投げ、5安打3奪三振4四球で3失点。今季初登板から4戦連続被弾となる2発が響き、防御率は5.31となった。

 マリナーズ打線は3回に先制点を奪うも、その後はアスレチックスの先発左腕・マナイアの前に沈黙。7回以降は相手リリーフ陣から得点を奪えず、岩隈の黒星を消すとができなかった。

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