古巣凱旋で本塁打を放ったイチロー

◆ 25年連続本塁打

 マーリンズのイチローがまたひとつ快挙を達成した。

 現地時間19日、マリナーズ戦に「9番・右翼」でスタメン出場すると、9回の第4打席でライトスタンドへ一発。今季第1号は、2001年から11年半に渡って在籍した古巣セーフコ・フィールドでの本塁打。それも最後の打席と言うからさすがの千両役者ぶりであった。

 イチローと言えば、日本が世界に誇る安打製造機。シュアな打撃で安打を量産する打者であるが、「率を捨てて狙えばシーズン40発は可能」と言われたこともあった男。この一発でオリックス時代の1993年から続く連続シーズン本塁打が「25年」に伸びた。

【イチロー・年度別本塁打】
▼ オリックス
1992年 0本
1993年 1本
1994年 13本
1995年 25本
1996年 16本
1997年 17本
1998年 13本
1999年 21本
2000年 12本

▼ マリナーズ
2001年 8本
2002年 8本
2003年 13本
2004年 8本
2005年 15本
2006年 9本
2007年 6本
2008年 6本
2009年 11本
2010年 6本
2011年 5本
2012年 4本

▼ ヤンキース
2012年 5本
2013年 7本
2014年 1本

▼ マーリンズ
2015年 1本
2016年 1本
2017年 1本

◆ 連続本塁打1位は意外?なあの選手…

 2000年までの9年間、日本で積み上げた本塁打は118本。メジャーでは18年で115本を数え、日米通算の本塁打は233本としている。

 2014年以降は1年に1発というペースになっているが、40歳を超えてもメジャーの舞台で本塁打を打ち続けているというのはとてつもなく偉大な記録だ。

 ちなみに、イチローは日米通算での記録であるが、25年連続本塁打というのは日本プロ野球での記録にすると歴代2位タイに相当する。

 今年の本塁打で野村克也氏に肩を並べ、上を行くのはただ一人。球史に残る強打者を想像している方も多いだろうが、実はトップに立つのは谷繁元信氏。通算229本塁打の名捕手なのだ。

【連続シーズン本塁打ランキング】
1位 27年 谷繁元信
2位 25本 野村克也
3位 23本 張本 勲
3位 23本 門田博光
5位 22本 王 貞治
5位 22本 大島康徳
5位 22本 立浪和義
5位 22本 山崎武司

 やはり本塁打を打つパワーや技術もさることながら、一番むずかしいのは継続して活躍するということ。今年で44歳になるイチローはこの記録をどこまで伸ばすことができるのか。これからも楽しみに見ていきたい。

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