オリックス・ディクソン

◆ 今季全勝の助っ人は西武と好相性

 ほっともっと神戸では、首位の楽天を追走するパ・リーグの“2位同士”が対峙する。

 23日のロッテ戦に敗れ、連勝が止まったオリックスは、同率で2位に並ばれた西武との一戦を、今季はここまで3戦全勝&防御率2.37と安定した投球を続けているディクソンに託す。

 対西武戦はカード別で最多タイの10勝(NPB通算では38勝38敗)をマークするなど相性は良い。前回対戦時(4月4日)は、浅村に本塁打を許し、5回3失点で降板も、味方の援護に恵まれて白星を手にした。今日の試合で来日通算100試合登板を迎える助っ人右腕は、節目のマウンドを勝利で飾ることができるのか!?

 一方、4連勝中と波に乗る西武は、今季未勝利の多和田真三郎が先発する。

 昨季は、1年目ながら7勝をマークした多和田だが、今季は3試合に登板し、0勝1敗の防御率8.31と安定感を欠いている。今季初登板だった4月4日のオリックス戦は、5回途中、9安打6失点でKOされた。「我慢の時です」と話す24歳が、初勝利を目指して神戸のマウンドに上がる。

◆ お互いに打線は活発

 また、この対決は好調な打撃陣にも注目したい。

 現在、リーグトップのチーム打率.277を誇るオリックス打線。助っ人・ロメロの負傷離脱は痛手だが、そのロメロの代わりに4番に入る可能性が高い小谷野やリーグ2位の6本塁打を放っているT-岡田、打率.410を誇るリードオフマン・宮崎祐樹などは好調。12球団トップのチーム防御率2.28の西武投手陣に、同じく12球団トップのチーム打率.277を誇る“いてまえ打線”が挑む。

 対する西武は、元気がなかった1番・秋山が4試合連続マルチ安打を記録するなど復調の兆し。打率も.324まで上がった。さらに、4番・中村は開幕から17試合連続安打を記録、主将・浅村もリーグトップの30安打をマークするなど好調だ。前カードでは3戦合計で30得点を挙げた強力打線が、苦しむ先発・多和田を早めに援護したいところ。

 25日の試合予定と予告先発は以下の通り。

【25日の試合予定】

楽天(辛島航)- ロッテ(西野勇士)
<東京ドーム 10時00分>
・最近5試合の成績
楽(1位):○●●○○
ロ(5位):●●●●○

オリックス(ディクソン)- 西武(多和田真三郎)
<ほっともっと神戸 18時00分>
・最近5試合の成績
オ(2位):○○○○●
西(2位):●○○○○ ※4連勝中

ソフトバンク(千賀滉大)- 日本ハム(高梨裕稔)
<ヤフオクドーム 13時00分>
・最近5試合の成績
ソ(4位):○○○●●
日(6位):●●●●● ※8連敗中…

もっと読む