● 広島 0 - 1 巨人 ○
<4回戦 マツダ>
巨人が虎の子の1点を守り抜き、広島との首位攻防戦の頭を奪った。先発した巨人のエース菅野は18日のヤクルト戦に続き、2試合連続の完封勝ちで今季3勝目を挙げた。
両軍のエース対決となったこの試合。3回まで両軍無得点と熾烈な投手戦が続いた。
均衡を破ったのは前回対戦で広島に3タテを食らった巨人。4回表、二死から5番・マギーが野村の112キロのカーブを左翼席へ放り込み、先制に成功した。
その回の裏、菅野は松山に三塁打を浴び、得点圏に走者を進められピンチを迎えたが、続く安部を右飛に打ち取り、無失点で乗り切った。
その後も壮絶な投手戦が続く。結局、菅野が9回116球を投じ、4安打無失点。1点を守り抜き、2試合連続完封勝利と、エースの貫録を示した。
今季4度目広島戦で初勝利を収めた巨人。ゲーム差は0.5まで縮まった。
一方の広島は、菅野の前に4安打と打線が沈黙。エース・野村は今季初めて8回を投げ、わずか5安打と試合を作ったが、味方の援護に恵まれず、今季初黒星を喫した。
今季2度目の菅野と野村による同学年エースの投げ合いは、菅野に軍配が上がった。