ニュース 2017.04.30. 11:00

江本氏、4番打者の休養に「ひとつの手段」

「ケガで休んでいるわけではなくて、疲労とかで休ませている。他球団でも上手く休ませて使っている」

 29日に放送されたニッポン放送ショウアップナイター ヤクルト-巨人戦の解説を務めた江本孟紀氏は、4番の休養についてこのように話した。かつてはチームの軸である4番打者は、全試合フル出場する選手が多かったが、近年は6連戦のうち1試合は休む4番打者が増えている。

 阪神の4番・福留孝介、広島の4番・新井貴浩、巨人の4番・阿部慎之助といったベテランの打者たちがそうだ。江本氏は「疲れさせないようにして、調子を維持するのもひとつの手ですよね」とメリットについて語る。

 また江本氏は、巨人の4番について「代役に村田がいるので、そういう場合は上手く使いながら機能させるのが作戦ではないですかね」と分析し「ここ一番に阿部が代打で出てくる、村田が出てくるというのは、相手投手は嫌ですからね。4番を打てる選手がいるのは、大きな力ですよね」と話した。

 確かに巨人の場合は、昨季ベストナイン、ゴールデングラブ賞を受賞した村田修一がおり、阿部が欠場した時でも、村田を4番に置いても普段と遜色なく戦うことができる。

 これまでは絶対的な存在であった4番打者にも休養など考えられなかったが、時代とともに考え方が変わってきたといえそうだ。

(提供=ニッポン放送ショウアップナイター)
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