4月30日、『S☆1』(TBS系)にVTR出演した野村克也氏が、同日に行われた楽天戦でタイムリーを放った日本ハム・大田泰示の打席を解説した。
楽天先発・岸孝之の前に2打席連続三振に倒れていた大田の第3打席は、1点を追う7回一、三塁の場面で打席が回ってきた。野村氏は「これは楽天としては助かるね。ここで(日本ハムは)ピンチヒッターはないのかな」とボヤく。このチャンスで1本が欲しい大田だったが、簡単に2ストライクと追い込まれる。野村氏は「どうも三振率が濃厚だね」と話したが、ここから大田も粘り3ボール2ストライクとフルカウントまで持ち込む。
そして、大田は岸が投じた8球目、低めのボール球のカーブを必死に食らいつき、ライト前に落ちるヒットで三塁走者が生還した。このバッティングに野村氏は「上手く打ったねえ。全然ボール球だよ。良く拾ったよ本当に。背が高い、腕が長い、救われたね。あっぱれだよ」と絶賛。
続けて野村氏は「ジャイアンツという名前にどうしても気の弱い人は押されてしまう。彼にとっては良いトレードだよ」と日本ハムの移籍が大田にとってプラスだと話していた。