昨季限りで現役を引退した黒田博樹氏

 昨季25年ぶりにリーグ優勝した広島は、今季も開幕から好調だ。前カードの中日との3連戦は3連勝で、貯金は今季最多タイの9に伸びた。

 先発陣は黒田博樹が昨季限りで現役を引退し、エースのジョンソンが咽頭炎で離脱中。本来であれば苦しい台所事情となるところだが、昨季16勝を挙げエース格に成長した野村祐輔をはじめ、岡田明丈、大瀬良大地、九里亜蓮、加藤拓也といった若き先発陣が奮闘する。

 さらに3日の中日戦では、高卒4年目の中村祐太が5回3失点に抑え、プロ初登板・初先発で勝利投手となった。若手の活躍もあり、引退した黒田、離脱中のジョンソンの穴を感じさせない先発ローテーションとなっている。

 ただ、3日に行われた『J:COMプレゼンツ ニッポン放送ショウアップナイター『プロ野球トークショー』in J:COM Wonder Studio』に出演した里崎智也氏は、「“黒田投手の穴”を感じさせない投手陣とみてよろしいですか?」という質問に対し、「若い選手たちが1年間持つかが大事なので、それは分からないです」と答えている。

 確かに岡田、大瀬良、九里、加藤といった若手先発陣がローテーションで投げているが、1年間先発で投げ抜いたことがあるのは大瀬良のみ。その大瀬良も、プロ1年目の14年に151イニングを投げているが、2年目以降はリリーフを主戦場にしている。そう考えると1年間ローテーションで計算できる投手は、ジョンソン、野村の2人しかいない。

 さらに里崎氏は「(若手投手陣は)春先は調子がいいが、交流戦の終わりくらいにかけて、体力的にどこまで持つかが勝負ですね」と話す。今ローテーションで投げている岡田、大瀬良らが“黒田の穴”を埋める活躍だと判断するのは、もう少し先の話なのかもしれない。それでも、広島の若き先発陣が充実しているのは事実。この中から何人が、1年間ローテーションを守ることができるか注目だ。

(提供=ニッポン放送ショウアップナイター)

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この記事を書いたのは

岩下雄太

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