● レッズ 4 - 10 ヤンキース ○
<現地時間5月8日 グレートアメリカン・ボールパーク>
ヤンキースの田中将大が8日(日本時間9日)、インターリーグ(交流戦)のレッズ戦に中5日で先発登板し、7回4失点(自責点3)の好投で5勝目(1敗)を手にした。
ヤンキースは前夜、延長18回までもつれた敵地でのカブス戦制し、5連勝でシンシナティ入り。疲労の影響が心配されたが、攻撃陣が1回表の攻撃で3点を先制した。
幸先よく援護を得た田中だったが、その裏のマウンドで先頭打者のハミルトンに左前打を許す。さらに2番コザートに右前打を打たれ一、三塁とされたあと、3番ボットには右前適時打。いきなり3連打を浴び、あっさりと1点を返された。
それでも4番デュバルを中飛に仕留めると、5番スアレスは三ゴロ併殺。初回を最少失点で切り抜けた田中は、2回表に巡ってきた今季初打席でキッチリと送りバントを決め、チームの4点目を呼び込んだ。
2回以降は本来の落ち着きを取り戻し、3回はこの試合初の3者凡退。4-1で迎えた4回は味方野手の失策をきかっけに無死満塁のピンチを招いたものの、7番ペラザを二飛に退けたあと、続くバーンハートは遊ゴロ併殺。大ピンチを無失点で切り抜けた田中は、マウンド上で雄叫びを上げた。
5-1で迎えた5回も先頭打者の出塁を許したが、落ち着いて二死を奪取。続く3番ボットも内野ゴロ仕留めたが、これを二遊間にシフトしていた三塁手・ヘドリーが弾いてしまい、二死一、三塁となったあと、続くデュバルに左前適時打を許した。
6回はこの試合2度目の3者凡退に抑え、7回もマウンド登った田中。併殺で二死を奪い7回完了まであと一死としたが、コザートに四球を与えたあとボットに2ランを浴び、7-4とリードを縮められた。
それでも今季最多の112球で7回を投げ切った田中。10安打を浴びながらも6奪三振1死球4失点と粘り、自責点は3でクオリティースタート(QS=6回以上、自責点3以内)を達成。防御率を4.36とした。
打席では2回に犠打を決めたあと、第2、第3打席は連続三振。3点リードの8回表の打席で代打を送られ、ヤンキースはこの回にダメ押しとなる3点を奪った。