スカパー! サヨナラ賞を受賞したヤクルトの鵜久森(左)と倉持明日香さん(右)

 セ・パ両リーグは10日、3、4月の「スカパー!サヨナラ賞」を発表した。

 セ・リーグはヤクルトの鵜久森淳志が初受賞。4月2日に神宮で行われた対DeNA戦、4-4で迎えた延長10回裏、一死満塁の場面で代打として打席に立つと、左翼席へサヨナラ満塁本塁打を放った。この一打は鵜久森にとってプロ入り初のサヨナラ打となり、代打満塁サヨナラ本塁打はセ・リーグ史上10人目(プロ野球史上16人目)の快挙となる。

 鵜久森は「今回、大変光栄な賞をいただきありがとうございます。チャンスを与えてくださった皆さんに感謝したいと思います。いつも最後まで応援してくださるファンの皆さんの声援が今回のサヨナラに結びついたと思います」と喜びのコメント。

 また、「代打での出場だったので初球から思い切って振っていこうという気持ちが、結果的にホームランという形になって、チームが勝利を掴めてよかったです。これからもレギュラーに定着できるように頑張ります」と更なる活躍を誓った。

 一方、パ・リーグの楽天・聖沢諒も今回が初受賞。4月16日Koboパーク宮城で行われた対日本ハム戦、3-3で迎えた10回裏、一死走者一、二塁の場面で右中間へサヨナラ二塁打を放ち、今季パ・リーグ初のサヨナラ勝ちを収めた。

 聖沢のサヨナラ打は2015年以来、2年ぶり4本目。なお、この勝利でチームは今季3度目の3連勝、球団史上初のリーグ10勝一番乗りを達成した。

 「このような賞をいただきまして光栄な気持ちでいっぱいです。野球選手としてサヨナラヒットというのは一番嬉しい瞬間です」と率直な気持ちを語った聖沢。さらに「このサヨナラヒットのために日々努力しています。厳しいこともたくさんありますが、こういった素晴らしいことも野球にはあります。自分が出た試合ではしっかりと結果を残せるように頑張っていきたいです。たくさん球場に来て応援していただけると嬉しいです」と呼びかけた。

 受賞選手には、スカパーJSAT株式会社よりトロフィーと賞金30万円が贈られる。

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