◆ 最強オーダーを考えよう
⇒ 『モバプロ2 レジェンド』野球メディア対抗!最強オーダー決定戦
「はぁ~~どうしよう…」。
連休明け特有のふわっとした空気が漂う社内で、編集部員O(大卒3年目/24歳)は頭を抱えていた。
~遡ること15分前~
O:「おはようございまー…ん?」

O:「なんだこれ…?」
編集長:「お、それ見た?そういうことだから、よろしく頼むぞ~」
O:「え、あ、いや、えっ…」
~現在に至る~
机に置かれていた資料は、人気プロ野球ゲーム『モバプロ』の最新シリーズである『モバプロ2 レジェンド』に関する企画書。サービス開始を記念して、野球WEBメディア対抗のイベントが開催されるのだという。
最新作『モバプロ2 レジェンド』の最大の魅力は、「レジェンドOB選手で遊べる」という点。1950年代から2010年代までの往年のスター選手たちが大集合し、その中から自分だけのドリームチームを作って遊ぶことができるのだ。
今回の企画は、各媒体がそれぞれの「最強オーダー」を組み、ゲーム上で実現する“夢の対決”を経て「No.1最強オーダー」を決するというもの。編集部員Oは突如その大役に任命され、媒体を背負って戦うことになった…。
◆ 編成ルール
任されてしまった以上、もう後には引けない。しばしの間、思考停止状態だった編集部員Oはついに資料をめくる。
「編成オーダー」は指名打者を含むスタメン9名と4名の代打を含む野手13名と、先発3:中継ぎ3:抑え1という形でワケられた投手7名の計20名。それを総勢180名を超えるレジェンドOBのなかから選抜していかなければならない。
また、ゲームには選手の打順や適性を決める「オーダーカード」というものがあり、そこに定められた『打順・守備位置』に合った選手を配置することがカギになるという。せっかくなので、今回はその「オーダーカード」に沿って進めていこうと思う。

これらの情報を基に、いよいよチームづくりがスタートする。が、とても一人で決められる気がしなかったため、社内から野球好きの助っ人Sを招いての話し合いでメンバーを選考した。
◆ 野球は投手から!

O:「ということで、すみませんが宜しくお願いいたします…」
S:「おもしろそうじゃん。で、イメージとしてはどんな感じ?」
O:「う~ん…ざっくりと“レジェンドまみれ”とかにはしたくないな、って感じなんですけど」
S:「“レジェンド”っていうと、どの辺まで?」
O:「沢村栄治とか、村山実とか、稲尾和久とか…1950~60年代くらいに活躍した人たちですかね」(※沢村栄治は2017年5月26日時点では配信されておりません。後日配信予定です)
S:「じゃあ、まずはその枠から1人決めたら良いんじゃない?」
O:「1人っていうと稲尾さんですかね。自分が西武ファンということもありますが、一番イメージが沸くのはこの人なので」
S:「じゃあ1人は決まりだ。ほか入れたい人とかはいないの?」
O:「やっぱり現役時代をがっつり見ていた投手ということで、斉藤和巳は入れたいと思っています」
S:「そうなると、その間くらいの年代から1人選びたいって感じだよね。おれの好みで言うと山田久志とか入れたいけど」
O:「サブマリン、いいですね~。通算勝利数でも稲尾さんを上回ってますし、50年代~60年代の投手たちの中に食い込んでいるんだからスゴイ…。この3人で行きましょう!」
S:「あとはリリーフ陣か。抑えは津田恒実ね。やっぱり称号がついているくらいだから」
O:「弱気は最大の敵?」
S:「いや、それは座右の銘だわ。“炎のストッパー”って、知ってるでしょ?もう誰が見てもストッパーなのよ。だから抑えは津田!」
O:「急に押しがすごい…(笑) わかりました。あとは中継ぎですね。専任って感じではないですが、江夏さんはやっぱり“21球”のイメージから入れたいのですが」
S:「ドリームチームだし、そういうのもアリじゃない?それでいくと大野も先発の印象強いけど、100勝100セーブだからアリだね」
O:「“豊コンビ”ですね。あっ、山口高志さんいるんですね」
S:「なかなか渋いところいったね~」
O:「※※※(野球ゲーム)で使ってたんですよね。球速くてリリーフっぽい感じが好きでした」
S:「ここではいいけど、記事では絶対ゲームの名前は伏せて(笑) 火の玉ストレートの生みの親だからね。じゃあ、投手陣はこれで完成かな」
O:「意外と順調に決まりましたね!」
【投手】
<先発>
1.稲尾和久
2.山田久志
3.斉藤和巳
<中継ぎ>
1.江夏 豊
2.大野 豊
3.山口高志
<抑え>
1.津田恒実
◆ 野手は“打順優先”で

O:「個人的には谷繁さんかなぁ、と。活躍を見ていたというのもありますが、やっぱり日本で一番試合に出た人ですから」
S:「そうだね。賛成」


O:「こちら、ほかの野手のメンバーになります」
S:「パッと照らし合わせてみて、ここはこの人!って浮かんだところとかはある?」
O:「センター・秋山ですかね…」
S:「1番センターかぁ。秋山って3番のイメージが強いけどね。1番センター秋山って今の西武じゃん?」
S:「1番センターっていうと、この中でも福本豊とか柴田勲とかがいるし、そっちの方がイメージ的にはしっくり来る」
O:「確かに見逃せないところですよね…。世界の盗塁王でMr.ゴールデングラブ賞の福本さんにしましょう」
S:「つぎは打順で行くと2番だけど、2番ファーストって難しくない?」
O:「ちょっと保留にしましょうか」
S:「3番はライト。ここは張本か若松かって感じかね?」
O:「安打数なら張本さん(歴代1位)、打率なら若松さん(歴代2位)ですね」
O:「ただし、どちらもレフトかセンターがメインなんですよね。守備力でいうと若松さんに分がありそうなので、若松さんにしましょう」
S:「次は4番。指名打者ってなると、やっぱり門田を入れたくなる(笑)」
O:「たしかに、その時代を見てない自分でもその印象はあります」
O:「個人的には4番は松井に任せたいという気持ちもありますが、そうなると4番が門田で5番レフトに松井でしょうかね」
S:「あ、でもそうすると左ばっかりだね。2番が左になると5連続で左になっちゃう」
O:「ゲームとは言え、ちょっと美しくないですね」
S:「山本浩二はどう?右の強打者だし、外野でゴールデングラブ賞取りまくってたよね」
O:「セ・リーグ記録の10年連続ゴールデングラブ賞っていうのを持ってますね。となると守備に就かせたほうが絶対にいいので、松井を4番に上げて山本を5番・レフトに入れましょうか」
S:「6番・7番はセカンドとサードか。特にサードは激戦区だけど」
O:「セカンドは篠塚さんがいいですね。6番に通算打率3割の人いたら怖くないですか?」
S:「得点力を左右するポイントでもあるし、一発タイプよりは確実性のある選手の方がいいよね。採用!」
O:「サードは悩みますけど、やっぱり衣笠さんかなぁと」
S:「(食い気味に)おれもそう思う」
O:「序盤から薄々感じていましたけど、広島愛出てきちゃってません…?(笑)」
S:「そんなことないけど。続けて!」
O:「8番・捕手は埋まったので、9番ですね。ショート」
S:「ここもやっぱり花形だね。チョイスに迷うところ」
O:「とにかくショートは華があってほしいので、高橋慶彦さんが」
S:「お前が選んでも広島じゃねーか(笑)9番に慶彦いたら怖いよな~。ドリームチームっぽい!」
O:「そして、保留にしていた2番です。ファーストで2番」
S:「メジャーみたいにホームランバッター置いてもいいと思うけどね。あとなるべく右打者を置きたいっていう」
O:「強打者を置くのは全然いいと思うんですけど、上位なので出塁率はこだわりたいところです」
S:「OPS(出塁率+長打率)で見るとどう?」
O:「中西太さんとか、通算で.933っていうとんでもない数字叩き出してますね」
S:「わ~、超レジェンド」
O:「首位打者2回、本塁打王5回、打点王3回ですが、実は盗塁も通算142個あるんですね。最強だ」
S:「本来はサード?」
O:「ですね。ただ、ファーストも守っていたようです」
S:「決まったな!」
O:「いける気がします!ご協力いただきありがとうございました!」
※メンバーが決まってめでたく会議もお開きとなった後、“代打枠”の存在が発覚。スタメン選考で漏れた選手を優先し、張本勲、門田博光、秋山幸二、和田一浩の4名を選出した。
というわけで、ベースボールキング編集部(協力:助っ人1名)の考える最強オーダーが決定。下記のラインナップで「最強オーダー決定戦」に挑みます!
◆ 編集部選定・最強オーダー

【野手】
1.(中)福本 豊
2.(一)中西 太
3.(右)若松 勉
4.(指)松井秀喜
5.(左)山本浩二
6.(二)篠塚和典
7.(三)衣笠祥雄
8.(捕)谷繁元信
9.(遊)高橋慶彦
代打:張本 勲
代打:門田博光
代打:秋山幸二
代打:和田一浩
【投手】
<先発>
1.稲尾和久
2.山田久志
3.斉藤和巳
<中継ぎ>
1.江夏 豊
2.大野 豊
3.山口高志
<抑え>
1.津田恒実
(※敬称略)

・担当:編集部O
「今回は助っ人の力も借りながら、楽しんで夢のチームを編成することができました。優勝を目指せるチームができたと思っています。みなさまの投票、お待ちしております!」
◆ 野球メディア対抗!最強オーダー決定戦
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※応募は6/9(金)11:59まで
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