ダルビッシュ有,
本拠地でのパドレス戦に先発したレンジャーズのダルビッシュ有

○ レンジャーズ 4 - 3 パドレス ●
<現地時間5月10日 グローブライフ・パーク・イン・アーリントン>

 レンジャーズのダルビッシュ有が10日(日本時間11日)、本拠地で行われたパドレス戦に中4日で先発登板。6回3失点と粘り同点の7回から救援陣にマウンドを譲ったが、チームは逆転勝利を収め、エース登板時は4連勝となった。

 ダルビッシュは初回、簡単に二死を奪うも、3番マイヤーズにフルカウントからの直球を左中間席へ運ばれ先制を許す。1回裏にレンジャーズ打線が1点を返し同点となったが、ダルビッシュは続く2回も、一死から6番アイバーに高め浮いた直球を右翼席へ運ばれると、なおも一死一塁から8番シーザーに右中間への適時二塁打を打たれ3点目を失った。

 3回は2奪三振を含む3者凡退に抑えたが、4回は再び二死二、三塁と得点圏に走者を背負う。しかし、9番トーレンスを二ゴロに打ち取りピンチ脱出。5回はこの試合2度目の3者凡退で切り抜けると、その裏に打線が3-3の同点に追いついた。

 6回もマウンドに登ったダルビッシュは、ここでも二死三塁のピンチを招いたが、7番レンフローを投ゴロに仕留め自ら落ち着て処理。2本塁打を浴びながらも6回を3失点にまとめ、6回96球、7安打6奪三振無四死球の内容で、防御率を2.96とした。

 ダルビッシュは過去3試合連続で110球以上を投げており、この試合は3試合ぶりに中4日で先発した。2回までに3点を失い疲労の影響が心配されたが、終わってみれば6回3失点。4登板連続でクオリティースタート(6回以上、自責点3以内)をマークし、先発としての役割を果たした。

 だが、ダルビッシュ登板時に打線が勝ち越し点を奪えず、今季4勝目とメジャー通算50勝はまたも次回以降へお預け。それでもレンジャーズは7回、相手失策の間に勝ち越し点を奪取。このリードを救援陣が守り抜き、11-0で大勝した前日に続く連勝とした。

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