前田健太,
本拠地でのパイレーツ戦に先発登板したドジャースの前田健太

○ ドジャース 5 - 2 パイレーツ ●
<現地時間5月10日 ドジャー・スタジアム>

 ドジャースの前田健太が10日(日本時間11日)、本拠地でのパイレーツ戦に中4日で先発。8回まで無失点に抑えメジャー初完封が見えたが、9回に2ランを浴び降板。それでも、メジャー自己最長となる8回1/3を2失点に抑え今季3勝目(2敗)を手にした。

 前田は1回表、先頭のハリソンにいきなり二塁打を許すも、3番マカチェンを空振り三振に仕留めるなど、後続を抑え先制点を許さなかった。ドジャース打線はその裏、4番ベリンジャーの6号2ランなどで3点を先制。援護を得た前田は、2回以降テンポのよい投球を展開し、パイレーツ打線から凡打の山を築いた。

 途中、ベースを直撃する幸運な一ゴロ、左翼・ベリンジャーの好守などもあり、8回まで3安打投球。メジャー初完封が見えた9回もマウンドに登ったが、先頭の1番ハリソンに左前打を許したあと、2番セルベリに左翼席への2ランを浴びた。

 前田は続くマカッチェンからこの試合5つ目の三振を奪ったところで降板。自身最長の8回1/3で104球を投げ、5安打5奪三振無四球の内容。試合前まで5.81だった防御率は5.03となった。

 2年目の今季は初登板から不安定な投球が続き、4戦目まで1勝2敗、防御率8.05と不調。一時はローテーション剥奪の危機に立たされたが、4月28日(同29日)のフィリーズ戦で7回2失点の快投を見せ2勝目。次戦も8奪三振を奪うなど6回途中2失点と好投し、この試合の快投で完全復調をアピールした。

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