広島は3・4月を16勝10敗1分の首位で終えたが、5月はここまで4勝5敗と負け越し2位に転落した。
3・4月好調だった打線は、5月も月間チーム打率リーグトップの.289、12本塁打、得点もリーグ3位の49得点を記録する。一方で投手陣は、3・4月チーム防御率3.41だったが、5月はチーム防御率12球団ワーストの6.27と精彩を欠く。
ニッポン放送ショウアップナイターで解説を務める野村弘樹氏は「投手陣でしょうね。(先発は)ジョンソンもいなくて、床田も抜けています。11日に福井が投げましたが、ピリッとしません。先日登板した大瀬良もそうでしたね。攻撃陣は力があるんですけど、それ以上に失点した場面が目立つ。防御率として現れていますよね」と投手陣の不安定さを指摘する。
その中でも、先発陣がかなり不安定だ。3・4月チーム先発防御率3.58を記録したが、5月は6.57と落ち込む。
【広島先発陣の月別成績】
九里亜蓮
3・4月:5試 2勝2敗 防4.97
5月:1試 0勝1敗 防8.44
岡田明丈
3・4月:5試 3勝1敗 防2.55
5月:1試 0勝0敗 防11.12
加藤拓也
3・4月:4試 1勝3敗 防4.13
5月:1試 0勝0敗 防2.08
大瀬良大地
3・4月:4試 1勝0敗 防1.67
5月:2試 0勝0敗 防10.45
野村祐輔
3・4月:4試 1勝1敗 防2.42
5月:2試 1勝0敗 防1.93
精神的支柱だった黒田博樹が現役を引退し、開幕投手のジョンソンが咽頭炎で離脱、苦しい台所事情の中、エース格の野村祐輔をはじめ、ルーキーの加藤拓也と床田寛樹、2年目の岡田明丈、4年目の大瀬良大地と九里亜蓮といった若手投手陣が3・4月は奮闘した。
5月に入ってからも最初のカードとなった3日の中日戦で、プロ4年目の中村祐太に勝ちが付くなど、層の厚さを他球団に見せつけたが、この中村祐が勝利投手になって以降、先発陣に白星がついていない。
3・4月の月間防御率2.42だった野村は5月も変わらず安定感を発揮しているが、その他の先発陣は3・4月に見せた投球を披露できなくなっている。
プロ初登板・初先発となった4月7日のヤクルト戦で9回途中までノーヒットピッチングを披露した加藤は、制球に不安を抱え6日に二軍落ち。
3・4月の月間防御率1.67だった大瀬良は、4日の中日戦で5回1/3を6失点、10日のヤクルト戦で5回6失点と2試合連続で大量失点を喫している。
岡田、九里は5月に入ってから1試合しか登板していないが、2人とも5点以上失点した。
また、5月に入ってから先発投手が6イニング以上登板した試合は、9試合中3試合のみ。そのため、薮田和樹、中田廉といったリリーフ陣の負担がかなり大きくなっている。中継ぎ陣の負担を減らすためにも、なんとか先発陣を立て直したいところだ。
(提供=ニッポン放送ショウアップナイター)
3・4月好調だった打線は、5月も月間チーム打率リーグトップの.289、12本塁打、得点もリーグ3位の49得点を記録する。一方で投手陣は、3・4月チーム防御率3.41だったが、5月はチーム防御率12球団ワーストの6.27と精彩を欠く。
ニッポン放送ショウアップナイターで解説を務める野村弘樹氏は「投手陣でしょうね。(先発は)ジョンソンもいなくて、床田も抜けています。11日に福井が投げましたが、ピリッとしません。先日登板した大瀬良もそうでしたね。攻撃陣は力があるんですけど、それ以上に失点した場面が目立つ。防御率として現れていますよね」と投手陣の不安定さを指摘する。
その中でも、先発陣がかなり不安定だ。3・4月チーム先発防御率3.58を記録したが、5月は6.57と落ち込む。
【広島先発陣の月別成績】
九里亜蓮
3・4月:5試 2勝2敗 防4.97
5月:1試 0勝1敗 防8.44
岡田明丈
3・4月:5試 3勝1敗 防2.55
5月:1試 0勝0敗 防11.12
加藤拓也
3・4月:4試 1勝3敗 防4.13
5月:1試 0勝0敗 防2.08
大瀬良大地
3・4月:4試 1勝0敗 防1.67
5月:2試 0勝0敗 防10.45
野村祐輔
3・4月:4試 1勝1敗 防2.42
5月:2試 1勝0敗 防1.93
精神的支柱だった黒田博樹が現役を引退し、開幕投手のジョンソンが咽頭炎で離脱、苦しい台所事情の中、エース格の野村祐輔をはじめ、ルーキーの加藤拓也と床田寛樹、2年目の岡田明丈、4年目の大瀬良大地と九里亜蓮といった若手投手陣が3・4月は奮闘した。
5月に入ってからも最初のカードとなった3日の中日戦で、プロ4年目の中村祐太に勝ちが付くなど、層の厚さを他球団に見せつけたが、この中村祐が勝利投手になって以降、先発陣に白星がついていない。
3・4月の月間防御率2.42だった野村は5月も変わらず安定感を発揮しているが、その他の先発陣は3・4月に見せた投球を披露できなくなっている。
プロ初登板・初先発となった4月7日のヤクルト戦で9回途中までノーヒットピッチングを披露した加藤は、制球に不安を抱え6日に二軍落ち。
3・4月の月間防御率1.67だった大瀬良は、4日の中日戦で5回1/3を6失点、10日のヤクルト戦で5回6失点と2試合連続で大量失点を喫している。
岡田、九里は5月に入ってから1試合しか登板していないが、2人とも5点以上失点した。
また、5月に入ってから先発投手が6イニング以上登板した試合は、9試合中3試合のみ。そのため、薮田和樹、中田廉といったリリーフ陣の負担がかなり大きくなっている。中継ぎ陣の負担を減らすためにも、なんとか先発陣を立て直したいところだ。
(提供=ニッポン放送ショウアップナイター)