「私はね高橋周平にすごく期待しているんですよ」

　こう高橋周平（中日）を評したのは、ニッポン放送ショウアップナイターで解説を務める大矢明彦氏だ。

　大矢氏は「ゲレーロがサードを守ることができましたので、（高橋の）出場機会が全くなかった。ゲレーロがレフトに回って、やっと（一軍昇格）ですよね。だから、このチャンスを絶対に掴んで欲しい」と期待を寄せる。

　高橋を期待する理由について大矢氏は「左の強打者というのが、中日には足りない。そういう意味では、高橋のバッティングは貴重だと思います」と説明。続けて「中日である程度打撃で売り出せるといったら、僕は高橋周平だと思う」と断言した。

　その一方で、大矢氏は14日の試合前練習で、高橋の打撃練習に物足りなさを感じたという。「体が大きくなければ内側から出してショートの頭というバッティングでいいんですけど、高橋ならもうちょっとしっかり打てる。引っ張ってある程度長打を望むようなバッティングをして欲しい」と注文をつけた。

　さらに高橋を起用する首脳陣に対して、「こじんまりまとまらず、規制をあんまりかけずに、打たせた方がいいと思うんですよね」と提言する。

　高橋は11年のドラフト1位で中日に入団し、毎年のようにレギュラー定着を期待されながら今季、プロ6年目を迎えた。大矢氏は「このままなんとか使ってもらって、バッティングをどんどんアピールしてもらいたい」と話す。大矢氏の期待に応え、高橋はレギュラーに定着することができるだろうか。

（提供＝ニッポン放送ショウアップナイター）