西武からポスティングシステムを利用してパドレスへ移籍した牧田和久

 西武の牧田和久が抜群の安定感を誇っている。20日のソフトバンク戦で柳田悠岐にソロ本塁打を許して今季初失点を喫したが、ここまで18試合に登板して、9ホールド、防御率0.47という数字を残している。

 ルーキーイヤーから先発にクローザー、中継ぎと様々な役割をこなしてきた牧田。12年からの4年間は主に先発の一角として投げていたが、チーム事情もあり昨季からリリーフに回っていた。セットアッパーを務めながら時にはロングリリーフもこなした昨季は50試合に登板。リリーフ陣が不安定だったこともあり、その登板数を大きく上回る78回2/3イニングを投げた。

 そして今季は、主に勝ちパターンの7回を務めている。今春のWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)ではクローザーを務めるなど、球界を代表する投手であり、その実力からすれば8回や9回というより緊迫した場面を任されてもおかしくはない。ではなぜ、牧田は“7回の男”なのか?

【牧田のイニング成績】
7回 51打数(被安打9/与四球1)
8回  1打数(被安打0/与四球0)
延長 13打数(被安打2/与四球0)
※22日時点

 その理由を、西武の土肥義弘・投手コーチは「7回、8回はゲームのポイントになる場面が多い。ゲームの流れを変えたい時に投げてもらう」と語る。実際、昨季の西武は試合終盤の3回(7回、8回、9回)の中で7回にもっとも多くの失点を喫していた。しかし、今季は7回の失点が数がもっとも少ない。

【西武の平均失点数】
  2016  2017 
7回 0.52 → 0.23
8回 0.30 → 0.33
9回 0.37 → 0.35
※22日時点

 また、土肥投手コーチは「イニングの途中からでも、イニングを跨いでも自在に投げてもらうことができる」とも話し、様々な役割をこなせる経験値の高さも7回を託す要因の1つに挙げてくれた。

 抜群の安定感に加え、状況に応じて様々な役割をこなせる牧田の存在が好調・西武を陰で支えている。

(提供=ニッポン放送ショウアップナイター)

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この記事を書いたのは

岩下雄太

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