18試合で自責ゼロ
燦然と輝く『防御率0.00』――。楽天の福山博之が好投を続けている。
開幕から10試合以上を投げて『防御率0.00』という投手は複数いたものの、ソフトバンクの守護神・サファテが5月17日のオリックス戦で武田健吾に被弾。ソロ本塁打で1点を失い、今季初の自責点がついた。
さらに19日には、広島のジャクソンがビシエドにサヨナラ2ランを被弾。そして20日には西武の牧田和久が柳田悠岐にソロを浴び、こちらも今季初の自責点を喫した。
『防御率0.00』を守ってきたリリーバーが立て続けに打たれた今週。そのなかで唯一、自身の防御率に傷をつけていないのが福山だ。
16日の日本ハム戦では走者を残して降板した後、バトンを受けた投手がその走者を還したものの、失策だったため自責点はつかず。初失点は記録されたものの、自責点はつかなかった。
4年連続60試合以上登板へ
昨季はリーグ最多の69試合に登板した鉄腕リリーバー。2014年から3年連続で60試合以上に登板するなど、フル回転でチームを支えている。
今季はキャンプ前に「シーズン中にお腹が痛くなった時の練習」として生肉や生牡蠣、賞味期限切れの食べ物を食べるという異例の“食トレ”が話題に。批判の声もあったが、キャンプから開幕した後もここまで離脱することなく順調に登板を重ねてきている。
ただ一人となった『防御率0.00』をどこまで守り抜けるのか。首位・楽天を支える鉄腕のはたらきぶりに注目だ。