13年目の交流戦、開幕!
5月30日、ついに幕を開ける『日本生命セ・パ交流戦 2016』。年を追うごとに形を変えてきた交流戦も、今年で13シーズン目に突入する。
今年は昨年同様、総当たりの1回戦方式(6球団×3連戦)で行われ、ホームとビジターが昨年から入れ替わる。13年目の交流戦開幕を前に、各球団の交流戦における通算成績を振り返っていきたい。
パが圧倒!ソフトバンクの勝率は脅威の6割越え
その中で最も交流戦を得意にしているのが、昨年の交流戦覇者のソフトバンク。通算優勝回数も最多の6度を誇り、通算勝率は唯一の6割越え(.625)。ちなみに負け越しは過去に2度(07年と12年)しかない。
そのソフトバンクは今季、序盤こそ出遅れたが、徐々に順位を上げ、現在は首位・楽天にゲーム差3.5で追随している。今回の交流戦でも強さを発揮し、3連覇達成となるだろうか。
昨季唯一セ球団で勝ち越しの広島は…
昨季のリーグ覇者・広島は昨季、セ・リーグで唯一勝ち越し(11勝6敗1分)、3位につけた。
交流戦終盤から調子を上げた広島は、"サヨナラコリジョン"などで西武に3連勝を飾ると、最終節のオリックス戦では鈴木誠也の“神ってる”3試合連続決勝弾で連勝を「6」に伸ばした。ここで勢いを増したチームは、リーグ戦に戻ってからも快進撃を続け、怒涛の11連勝。その後、首位を独走し、ぶっちぎりの優勝を果たした。
ロッテの逆襲はあるか
現在、パ・リーグ最下位ですでに自力優勝が消滅するなど、低迷しているロッテだが、交流戦では、通算勝率.556でソフトバンクに次ぐ2位。昨季の交流戦でも、12勝6敗の勝率.667でソフトバンクと優勝争いを繰り広げた。
2012年以降、5年連続で交流戦の勝率は5割を超えており、得意の交流戦を機に、チーム状況を一転させたいところ。
各球団別の交流戦通算成績は以下の通り。
交流戦通算成績
ソフトバンク
180勝108敗12分 勝率.625
最高:1位(08、09、11、13、15、16年)
最低:11位(12年)
ロッテ
159勝127敗14分 勝率.556
最高:1位(05、06年)
最低:11位(08、11年)
日本ハム
160勝130敗10分 勝率.552
最高:1位(07年)
最低:10位(05年)
巨人
156勝135敗9分 勝率.536
最高:1位(12、14年)
最低:11位(06、15年)
中日
147勝143敗10分 勝率.507
最高:4位(06、09、11、12、14年)
最低:10位(13、15年)
西武
147勝147敗6分 勝率.500
最高:2位(10年)
最高:11位(07年、08年)
阪神
143勝147敗10分 勝率.493
最高:2位(08年)
最低:11位(14年)
オリックス
141勝151敗8分 勝率.483
最高:1位(10年)
最低:12位(06、16年)
ヤクルト
138勝155敗7分 勝率.471
最高:2位(06、09年)
最低:12位(12年)
楽天
138勝158敗4分 勝率.466
最高:2位(13年)
最低:12位(05年)
広島
125勝164敗11分 勝率.433
最高:3位(09、16年)
最低:12位(07、11、14年)
DeNA
112勝181敗7分 勝率.382
最高:3位(07年)
最低:12位(08、09、10、13、15年)