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ブレイク必至!? 目が離せない『95世代』

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ソフトバンク・上林誠知(C)KYODO NEWS IMAGES

高卒4年目・1995年生まれに注目!


 何かと“世代”くくりで話をされることが多いプロ野球。昨年はというと、投打に渡る活躍でチームを日本一に導いた大谷翔平を筆頭とする“94世代”が躍進した。

 大谷と並んでこの世代を引っ張ってきた藤浪晋太郎をはじめ、25年ぶりの優勝を果たした広島では鈴木誠也が大ブレイク。“神ってる”で一世を風靡した。ほかにも若くしてロッテの正捕手の座を掴んだ田村龍弘などなど、各球団でこれからのチームを背負う選手の台頭が見られた。

 迎えた2017年シーズン。早くも開幕から2カ月が経過したが、球界には昨年の“94世代”に負けず劣らずの新勢力が台頭してきている。大谷らの1つ下の代にあたる『95世代』だ。


大ブレイクの予感漂う「51」


 野手で中心になっているのが、ソフトバンクの上林誠知だ。

 仙台育英高から2013年のドラフト4位で入団した右投左打の外野手。高校時代にはワンバウンドのボールまでヒットにしてしまうような卓越したバットコントロールが話題になった男であるが、昨季までのプロ3年間で一軍出場は29試合と、分厚い選手層のなかで自分らしさをアピールすることができなかった。

 ところが、4年目の今季は開幕スタメン入りを果たすと、ここまで48試合の出場でリーグ6位の打率.316をマーク。本塁打もキャリア最多の8本を記録している。

 ブレイク候補筆頭として紹介されながら、苦しんだ昨季の悔しさをバネに…。強力打線のなかで“恐怖の8番”を確立しつつある男が、“神ってる”に続く大ブレイクの気配を漂わせている。


世代を引っ張る左腕


 投手では、パ・リーグ首位を走る楽天で守護神として君臨する松井裕樹がこの世代の筆頭だ。

 高卒1年目から先発・中継ぎで27試合に一軍登板を経験した男は、2年目から抑えに転向。63試合で33セーブをマークすると、昨季も30セーブを記録して守護神の座を手中に収めた。

 今年はチーム状態が好調なこともあって、開幕から2カ月で17セーブを荒稼ぎ。24試合の登板で防御率は0.36と圧巻の成績を残している。なお、プロ4年目にして通算100セーブまであと「20」と迫っており、かつて山口俊(現巨人)が記録した最年少100セーブ:25歳53日をどれだけ更新するのかにも注目が集まっている。


勝負の“2018年”を見据えて...


 投打の中心2人以外にも、現在セ・リーグの防御率No.1に君臨する巨人の田口麗斗も1995年生まれであり、その田口と高校時代に死闘を演じた山岡泰輔(オリックス)がプロ7戦目にして待望のプロ初勝利をマーク。交流戦での2人の直接対決にも期待が高まっている。

 その他にも、ドラフト1位入団ながら苦しい戦いが続いてきた中日の鈴木翔太や、広島の中村祐太といったところがプロ4年目にして嬉しい初勝利をマーク。各地で期待の投手たちが徐々に芽を出し始めた。


 最後に、忘れてはいけないのが西武の森友哉。投の松井裕樹に対し、野手としてこの世代で最初にブレイクしたのはこの男だった。

 チームの主軸として迎えるはずだった4年目のシーズンは、開幕前に行われたキューバ代表とのプレシーズンマッチで死球を受け、骨折で戦線離脱。炭谷銀仁朗との正捕手争いにも注目が集まっていたが、実戦復帰に時間を要している。

 それでも、これまでのプロ3年で286試合に出場し、打率.288と33本塁打の実績・経験は同世代の中でも群を抜いている。世代No.1野手の復帰も、これからの『95世代』を見守っていく中でのひとつの注目ポイントとなる。


 高卒組は今年がプロ4年目。ということは、来季は大卒組とプロの世界で再会することになる。“プロの先輩”として違いを見せつけるうえでも、高卒組の今シーズンは重要な一年となるのだ。

 ブレイク必至?今年は各チームの『95世代』に注目だ。
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