● カージナルス 4 - 9 ドジャース ○
<現地時間5月30日 ブッシュ・スタジアム>
ドジャースの前田健太が30日(日本時間31日)、敵地でのカージナルス戦に先発登板。4回までに3失点を失い、5回表の打席で代打を送られ降板した。
対戦相手は25日(同26日)と同じカージナルス。前回は初回に3点を失いその反省を活かしたいところだったが、この日も先頭から安打と四球といきなりピンチを招くと、3番カーペンター、4番モリーナに連続適時打を許した。ここに自身の失策も重なり、またもや初回から3失点スタート。前回登板時と同様、チームは追いかける形となった。
前田は2回も先頭打者の出塁を許すと、次打者のバント処理を二塁・アットリーが捕球ミス(記録は前田の失策)。この回も無死一、三塁の大ピンチを招いたが、ここは後続をキッチリと抑え4点目は許さなかった。
するとその裏、打線がつながり一挙4得点。逆転してもらった前田は3回を無失点に抑え、4回は一死から相手投手に四球を与えたものの、続く1番ファウラーを併殺に仕留め結果的に3人で締めた。
ドジャース1点リードの5回表、カージナルスの2番手・ライオンズの乱調につけ込み1点を追加。投手が3番手のブレビアに代わり、なおも一死満塁の好機で前田に打順が巡ってきたが、ロバーツ監督は代打・グティエレスをコールした。
前田はこの時点で降板となり、5勝目の権利は消滅。この日は4回までに82球を要し、4安打2奪三振3四球の内容で3失点。さらに自らの2失策もあり、防御率は5.21となった。
ドジャースは前田の代打・グティエレスが押し出し四球を選ぶなど5回に3点を追加。9回にもダメ押しの2点を加え、今季初の6連勝で地区首位に立った。