混戦模様のナ・リーグ中地区には上原の所属するカブスも

 今季のメジャーリーグは青木宣親が所属するアストロズ(ア・リーグ西地区)の強さが際立っている。現地時間30日現在、37勝16敗という好成績で勝率(.698)は30球団トップ。地区2位のエンゼルスには早くも11ゲーム差をつけている。

 ナ・リーグでは東地区のナショナルズがリーグトップの32勝19敗をマーク。こちらも地区2位に8.5差というセーフティーリードを保っている。しかし、それ以外の4地区は混戦模様だ。

◆ 超激戦のナ・リーグ中地区

 ナ・リーグ西地区は上位3チーム(ドジャース、ロッキーズ、ダイヤモンドバックス)が1.5差以内にひしめき合うが、下位2チームは10以上の借金を抱え低迷中だ。ア・リーグでは、東地区が首位ヤンキースから最下位ブルージェイズまで6.5差。同中地区は5.5差という激戦だ。しかし最も激しい争いを展開しているのが、ナ・リーグ中地区の5球団である。

 この地区で現在首位に立っているのが、ブリュワーズ。2位のカブスに1.5差をつけている。以下、セントルイス・カージナルス、シンシナティ・レッズ、そして最下位ピッツバーグ・パイレーツと続くが、首位からパイレーツまでは3.5ゲームという僅差である。

【ナ・リーグ中地区順位】※5/30時点
1.ブリュワーズ:27勝25敗 –
2.カブス   :25勝26敗 1.5
3.カージナルス:24勝25敗 1.5
4.レッズ   :24勝27敗 2.5
5.パイレーツ :24勝29敗 3.5

 開幕前は、昨季世界一に輝いたカブスの独壇場と見られたこの地区。しかし、レッズやブリュワーズというここ数年低迷しているチームの頑張りもあり、大混戦となっている。カブスが抜け出す可能性が高いとみられているが、ライバル球団の補強次第ではシーズン終盤まで団子状態で推移してもおかしくないだろう。

◆ 大混戦の歴史

 では、過去に首位から最下位まで10ゲーム差以内の団子状態でシーズンを終えた地区はあったのだろうか。現在の6地区制になった1994年以降の地区順位を調べたところ、そういうケースは2度あった。

 1994年のア・リーグ西地区と2005年のナ・リーグ東地区だ。前者はストライキのためシーズンが途中で打ち切られ、ワールドシリーズも開催されなかった。その順位はあくまでも参考扱いとなるが、首位レンジャーズから最下位エンゼルスまで5.5差という大混戦だった。ただし首位のレンジャーズですら借金10という極めてレベルの低い争いだったことは付け加えておく必要があるだろう。

 一方、2005年のナ・リーグ東地区は、優勝したブレーブスから最下位ナショナルズまで9.0差。そのナショナルズも81勝81敗で、全5チームが勝率5割以上をキープしたレベルの高い混戦だったことがうかがえる。

【05年ナ・リーグ東地区順位】
1.ブレーブス :90勝72敗 –
2.フィリーズ :88勝74敗 2.0
3.マーリンズ :83勝79敗 7.0
4.メッツ   :83勝79敗 7.0
5.ナショナルズ:81勝81敗 9.5

 それ以前の4地区制だった時代では、1987年のア・リーグ西地区が10ゲーム差以内に全7チームがひしめき合うという混戦もあった。

 今季はナ・リーグ中地区を筆頭に終盤までもつれる熱い地区優勝争いに期待したい。

文=八木遊(やぎ・ゆう)

【八木遊・プロフィール】
1976年、和歌山県出身。大学卒業後、某スポーツデータ会社に就職。プロ野球、MLB、NFLの業務などに携わる。 野茂英雄と同じ1995年に渡米。ヤンキース全盛期をアメリカで過ごした。日本にファンタジーベースボールを流行らせたいという構想を持ち続けている。

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この記事を書いたのは

八木遊

1976年、和歌山県で生まれる。地元の高校を卒業後、野茂英雄と同じ1995年に渡米。ヤンキース全盛期をアメリカで過ごした。米国で大学を卒業後、某スポーツデータ会社に就職。プロ野球、MLB、NFLの業務などに携わる。

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