○ 楽天 3 - 2 巨人 ●
<3回戦 Koboパーク宮城>
楽天の則本が1日、巨人との交流戦で、日本新記録となる7試合連続2ケタ奪三振を成し遂げた。則本は8回12奪三振2失点の力投で7勝目(1敗)。チームも5連勝とし、2位・ソフトバンクとのゲーム差を4.5に広げた。
則本は5月25日のオリックス以来、中6日で先発登板。立ち上がりは粘る巨人打線の前になかなか三振を奪えなかったが、2回に二死満塁のピンチを背負ったあと、9番小林からこの試合1つ目の空振り三振を奪った。
ここからギアが入った則本。続く3回は1番脇谷、2番立岡、3番坂本を3者連続の見逃し三振。続く5回も先頭の4番マギーを渾身の外角直球で見逃し三振に仕留め、前の回から5者連続とした。
しかし、続く5番阿部に中前打を許すと、6番村田には高めのスライダーを完璧に捉えられ、左翼席への2ラン被弾。それでも、続く7番石川から6つ目となる空振り三振を奪取。6回は先頭の阿部を3球三振に仕留め7つ目の三振を奪った。
するとその裏、打線が力投するエースを援護。4番アマダーの6号2ランで同点に追いつくと、さらに一死二塁から、7番岡島が逆転となる適時三塁打を放った。逆転してもらった則本は、7回先頭の代打・山本から8つ目となる空振り三振。二死後、粘る立岡には最後はチェンジアップを振らせ、9つ目の三振を奪った。
8回も登板した則本は、先頭の坂本から10個目の空振り三振をマーク。さらに続くマギー、阿部も連続三振に仕留め、8回までに12奪三振とした。則本は前回登板のオリックス戦で、野茂英雄(近鉄)が1991年に達成した6試合連続2ケタ奪三振のプロ野球記録に到達。そしてこの日、見事にレジェンド超えを果たした。
楽天は1点リードの9回、守護神の松井裕が締め18セーブ目(2勝1敗)。則本の偉業達成を鮮やかな逆転勝利で飾った。
<則本の直近7試合>
4月19日 vs.西 武 -:10奪三振(8回)
4月26日 vs.ロッテ ○:10奪三振(7回)
5月 3日 vs.オリックス ○:12奪三振(8回0/3)
5月10日 vs.ロッテ ○:12奪三振(9回)
5月17日 vs.日本ハム ○:12奪三振(7回)
5月25日 vs.オリックス ○:10奪三振(8回)
6月 1日 vs.巨 人 ○:12奪三振(8回)
※「○」は勝ち投手