交流戦最初の2カードが終了
5月30日に幕を開けた交流戦も1週間が経過。3分の1が終わったが、今季も「パ」が22勝1分け13敗とリードし、上位6球団中4球団は「パ」のチームとなっている。
楽天、ソフトバンク、広島、阪神と、セ・パの上位に位置する球団が交流戦でも結果を残すなか、奮闘しているのがオリックス。5月に入ってからは、4月までの好調が嘘のように敗戦を重ねていたが、交流戦では6連勝と絶好調だ。
一方、そのオリックスに3タテされたヤクルトと巨人が未だに勝利がない苦しい状況。特に巨人は交流戦の直前から続く連敗が止まらず、11年ぶりの10連敗となっている。
開幕から1週間ということで、それほど大きな差はないものの、どんな選手たちが交流戦で活躍しているのかは気になるところ。ここでは野手の個人成績を見てみたい。
野手部門
<打率>
1位 .556 安達了一(オリックス)
2位 .500 中島宏之(オリックス)
3位 .462 西川遥輝(日本ハム)
4位 .458 柳田悠岐(ソフトバンク)
4位 .458 ウィーラー(楽天)
6位 .435 村田修一(巨人)
7位 .429 ゲレーロ(中日)
8位 .409 デスパイネ(ソフトバンク)
9位 .389 武田健吾(オリックス)
10位 .381 荒木雅博(中日)
<本塁打>
1位 6本 ゲレーロ(中日)
2位 3本 ウィーラー(楽天)
2位 3本 柳田悠岐(ソフトバンク)
2位 3本 村田修一(巨人)
<打点>
1位 10点 ウィーラー(楽天)
2位 9点 柳田悠岐(ソフトバンク)
2位 9点 村田修一(巨人)
4位 8点 デスパイネ(ソフトバンク)
4位 8点 中田 翔(日本ハム)
<出塁率>
1位 .667 安達了一(オリックス)
2位 .565 中島宏之(オリックス)
2位 .565 近藤健介(日本ハム)
4位 .536 柳田悠岐(ソフトバンク)
5位 .500 西川遥輝(日本ハム)
<安打数>
1位 12本 西川遥輝(日本ハム)
2位 11本 柳田悠岐(ソフトバンク)
2位 11本 ウィーラー(楽天)
4位 10本 安達了一(オリックス)
4位 10本 中島宏之(オリックス)
4位 10本 村田修一(巨人)
<盗塁>
1位 3個 源田壮亮(西武)
1位 3個 金子侑司(西武
3位 2個 田中広輔(広島)
3位 2個 糸井嘉男(阪神)
3位 2個 上本博紀(阪神)
3位 2個 西川遥輝(日本ハム)
3位 2個 柳田悠岐(ソフトバンク)
3位 2個 ウィーラー(楽天)
交流戦に入ってからの首位打者はオリックスの安達了一。5月25日に再登録されると、オリックスの快進撃を“打”で支えている。3番で先発した2日の巨人戦では、4安打2打点の活躍で9回二死からの大逆転勝利をお膳立てするなど、シーズン序盤の不振が嘘のような活躍を見せている。
また、本塁打ではゲレーロ(中日)がトップに立つ。王貞治やバースの7試合連続というプロ野球記録には並べなかったが、交流戦の直前から6試合連続で本塁を放ち、交流戦でも本塁打を量産。ここまでの6試合で6本塁打を記録している。
打点では楽天のウィーラーがトップに立ち、盗塁は西武の1,2番が3盗塁で並ぶなど、各部門の上位にパの打者が並ぶなかで目につくのが巨人の村田修一だ。チームは10連敗中だが、オリックスとの3連戦では4番に入り、その3試合で6打点と孤軍奮闘。チーム全体の得点が10点だったことを考えると、その活躍ぶりが光る。
いよいよ6日から交流戦も3カード目に突入する。1週間後、この打撃成績に変化あるのか!? チームやリーグの勝敗と共に各選手の活躍にも注目したい。
<今週の対戦カード>
▼6月6日~8日
日本ハム - 広島
楽天 - DeNA
西武 - 巨人
ロッテ - 中日
オリックス - 阪神
ソフトバンク - ヤクルト
▼6月9日~11日
日本ハム - 巨人
楽天 - 広島
西武 - DeNA
ロッテ - ヤクルト
オリックス - 中日
ソフトバンク - 阪神