8番打者でありながら打率.317、8本塁打、26打点の好成績を残すプロ4年目の上林誠知。
上林はプロ2年目の15年に二軍で打率、安打、盗塁などでウエスタン・リーグトップを記録した。3年目の昨季はレギュラー獲得の可能性が高まったが、わずか14試合の出場にとどまり、二軍でも打率.247と低迷。悔しいシーズンに終わった。
今季はオープン戦の打率.243といまひとつだったものの、開幕一軍を掴み、3月31日に行われたロッテとの開幕戦に『9番・右翼』で先発出場。開幕直後は思うような成績を残せなかったが、1試合2本塁打を放った5月2日の西武戦から復調。4月終了時点で.262だった打率は、現在.317まで上昇し、チームに欠かせない存在となった。
レギュラーに定着した上林ではあるが、立花コーチは「道筋をつけている段階」と話す。具体的には「どのような球を打ったのか記憶し、なぜヒットになったのかなど、1本1本のヒットを検証している」と教えてくれた。これは立花コーチ自身も現役時代に行っていたことだという。
ヒットを打った理由を分析することで「狙い球を絞っていくのか、別のアプローチでバッティングを行うかなど、自分の打撃が確立されていくだろう」(立花コーチ)とその効果を話す。
また、自分の打撃が確立されたとき、上林がどんな打者になっているか気になるところ。立花コーチは「20本以上打つ可能性はあると思います」と前置きしたうえで、「本当のホームランバッターではない」と将来的にはアベレージヒッタータイプになるのではないかとの見解を示した。
選手層の厚いソフトバンクで、外野のレギュラーをモノにした上林。今後、どのような進化を遂げていくのか楽しみだ。
(提供=ニッポン放送ショウアップナイター)
上林はプロ2年目の15年に二軍で打率、安打、盗塁などでウエスタン・リーグトップを記録した。3年目の昨季はレギュラー獲得の可能性が高まったが、わずか14試合の出場にとどまり、二軍でも打率.247と低迷。悔しいシーズンに終わった。
今季はオープン戦の打率.243といまひとつだったものの、開幕一軍を掴み、3月31日に行われたロッテとの開幕戦に『9番・右翼』で先発出場。開幕直後は思うような成績を残せなかったが、1試合2本塁打を放った5月2日の西武戦から復調。4月終了時点で.262だった打率は、現在.317まで上昇し、チームに欠かせない存在となった。
レギュラーに定着した上林ではあるが、立花コーチは「道筋をつけている段階」と話す。具体的には「どのような球を打ったのか記憶し、なぜヒットになったのかなど、1本1本のヒットを検証している」と教えてくれた。これは立花コーチ自身も現役時代に行っていたことだという。
ヒットを打った理由を分析することで「狙い球を絞っていくのか、別のアプローチでバッティングを行うかなど、自分の打撃が確立されていくだろう」(立花コーチ)とその効果を話す。
また、自分の打撃が確立されたとき、上林がどんな打者になっているか気になるところ。立花コーチは「20本以上打つ可能性はあると思います」と前置きしたうえで、「本当のホームランバッターではない」と将来的にはアベレージヒッタータイプになるのではないかとの見解を示した。
選手層の厚いソフトバンクで、外野のレギュラーをモノにした上林。今後、どのような進化を遂げていくのか楽しみだ。
(提供=ニッポン放送ショウアップナイター)