楽天・則本は8試合連続2ケタ奪三振目指す
交流戦に入り未だ白星がない巨人とヤクルト。本日の試合には両チームとも、ドラフト4位入団の新人左腕を先発させる。
前夜の試合で西武に敗れ、球団ワーストの12連敗を喫した巨人。打線はことごとくチャンスを活かせず、投手陣は2本塁打に泣き3失点。最後まで重苦しい空気を払拭できず、球団史に汚点を残してしまった。セ・リーグ記録の16連敗(1970年ヤクルト)、プロ野球記録の18連敗(1998年ロッテ)もちらつき始めたなか、本日の西武戦にはドラフト4位入団の池田を先発させる。
春先は中継ぎで奮投を続けていた新人左腕は、前回6月1日の楽天戦でプロ初先発。この試合では楽天・則本に日本新記録となる7試合連続2ケタ奪三振を許したが、独特の緊張感が漂うなかで、池田も5回無失点の快投を見せた。
降板後に救援陣がつかまり初勝利は逃したが、小気味よい投球は今後への期待を抱かせた。2度目の先発で不名誉記録を阻止する投球を見せれば一躍ヒーロー。それがプロ初勝利となれば、球団史に名を刻むことになる。
ヤクルトも引き分けを挟み7連敗と苦しんでいる。7連敗した試合はすべて2得点以下と打撃陣の不振が最大の敗因だが、先発陣も序盤で崩れるケースが多く、投打が噛み合わない試合が続く。
そんな状況で先発マウンドに上がるのは、こちらもドラフト4位入団でプロ初登板初先発となる中尾。ファームでは2勝4敗1セーブ、防御率6.07の成績だが、5月17日の巨人戦は5回1失点、続く同28日のDeNA戦は9回途中3失点と上り調子だ。鯱(しゃちほこ)スライダーと称されるウイニングショットにはキレがあり、奪三振率も高い。名古屋経済大初のプロ野球選手が、ついに一軍マウンドに登る。
またDeNA戦に先発する楽天・則本は、自己記録を更新する8試合連続の2ケタ奪三振がかかる。チームは今季初の3連敗中で、パ・リーグ2位のソフトバンクとは1.5ゲーム差。今回は連敗ストッパーの役割も求められる。
【8日の試合予定】
日本ハム(浦野博司)- 広島(岡田明丈)
<札幌ドーム 18時00分>
・最近5試合の成績
日(パ5位):○●●●● ※4連敗中…
広(セ1位):●○○○○ ※4連勝中!
楽天(則本昂大)- DeNA(三嶋一輝)
<Koboパーク宮城 18時00分>
・最近5試合の成績
楽(パ1位):●○●●● ※3連敗中…
De(セ3位):●●○○○ ※3連勝中!
西武(十亀剣)- 巨人(池田駿)
<メットライフ 18時00分>
・最近5試合の成績
西(パ3位):○○△○○ ※5連勝中!
巨(セ5位):●●●●● ※12連敗中…
オリックス(ディクソン)- 阪神(メッセンジャー)
<京セラD大阪 18時00分>
・最近5試合の成績
オ(パ4位):○○○●○
神(セ2位):●○○○●
ソフトバンク(中田賢一)- ヤクルト(中尾輝)
<ヤフオクドーム 18時00分>
・最近5試合の成績
ソ(パ2位):○○●○○
ヤ(セ6位):●●△●● ※7連敗中…
ロッテ(唐川侑己)- 中日(鈴木翔太)
<ZOZOマリン 18時15分>
・最近5試合の成績
ロ(パ6位):○●●●● ※4連敗中…
中(セ4位):○●○○○ ※3連勝中!