巨人OBの宮本和知氏は9日、『金曜ブラボー』（ニッポン放送）に出演し、13連敗中の巨人について語った。

　宮本氏が現役時代プレーしていた巨人は、現在投打が噛み合わず球団ワースト記録となる13連敗中。8日の西武戦も先発したルーキーの池田駿が3回途中7失点でノックアウトされるなど、序盤から主導権を握られる展開。その後も、巨人投手陣は勢いがついた西武打線を止めることができず13安打13失点。2－13で敗れた。

　同番組の中で宮本氏は、「ジャイアンツというチームは、12球団一切り換えのできない球団というのかな。負けた試合の後は、静かにしないといけない、笑顔を作っちゃいけないなどの古き伝統がある。切り替えていこうという声もあるが、ジャイアンツの伝統からするとあまり慣れていない」とコメント。長年にわたり球界の盟主として君臨してきた球団の歴史が、選手たちのメンタル面にも影響を及ぼしていると指摘した。

　こうした状況を打破するために宮本氏は「一、二軍の入れ替えも大事でしょうし、調子の上がらない主力選手を二軍に落とすなど、思い切った決断力が必要になってくる」と語り、指揮官のチームマネジメントに期待を寄せた。

　9日からは札幌ドームでパ・リーグ5位の日本ハムと対戦する。この3連戦で連敗を止めることができるだろうか。

（提供＝ニッポン放送ショウアップナイター）