中日の友利結投手コーチ

◆ 球界最年長のレジェンド

 通算歴代1位の402セーブ、通算歴代3位となる928試合に登板している中日の岩瀬仁紀。友利結投手コーチは「まさに彼はレジェンド」と称賛する。

 “レジェンド”は今年でプロ19年目の42歳。昨季限りで1学年上の三浦大輔氏が現役を引退し、気が付けば井口資仁(ロッテ)とともに球界最年長となった。

 大ベテランの岩瀬は、長年中日の守護神として、黄金時代を支えてきたが、近年は故障や不振で満足のいく成績が残せていない。15年は左肘の故障で一軍登板なし、昨季は15試合に登板したが防御率6.10と精彩を欠いた。

◆ 自らの手で勝ち取ったセットアッパー

 背水の陣で挑んだ今季は、オープン戦6試合に登板して、防御率3.18の成績を残し開幕一軍を掴む。開幕してから打ち込まれる試合もあるが、ここまで24試合に登板して、チームトップの13ホールド、防御率は3.50の成績を残す。

 友利投手コーチは「彼はセットアッパーで始まり、抑えに回り再びセットアッパーに戻ってきた。勝ちゲームで投げるまでに何試合も投げてきた」と自らの手でセットアッパーのポジションを掴んだことを強調する。

◆ 接戦でこそ力を発揮

 長年、勝ち試合の最後を務めてきた岩瀬。友利コーチは「彼の特徴としてはイーブン、1点差を追う展開ではエンジンがなかなかかからない。試合のキーポイントでの登板では、アドレナリンが出る」と話す。

 今年の岩瀬の被打率を調べてみると、ビハインドゲーム・同点では被打率.227(44-10)に対し、勝ちゲームになると被打率.200(20-4)だ。勝ちゲームでこそ力を発揮するといえそうだ。

 通算セーブ数だけでなく、通算登板数も残り21試合で歴代1位の米田哲也氏の949登板に並ぶ。42歳の“レジェンド”は、中日を勝利に導くため今日もブルペンで出番を待つ。

(提供=ニッポン放送ショウアップナイター)

この記事を書いたのは

岩下雄太

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