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連敗脱出のヤクルト・真中監督「一つひとつ戦っていく」

● ロッテ 6 - 9 ヤクルト ○
<3回戦 ZOZOマリン>
ヤクルトの連敗が10で止まった。
10連敗中11試合で20得点しか奪えなかった打線が、初回から火を噴いた。初回、坂口智隆、上田剛史の連続三塁打で幸先良く先制すると、この回打者12人の猛攻で7点を奪う。真中満監督は「集中力というかみんなが繋いで繋いで、後ろに回す意識をしっかり持って攻めることができた」と初回の攻撃を振り返った。3回にも坂口のタイムリーが飛び出し、ヤクルトペースで試合が進む。
序盤から援護をもらった先発・ブキャナンは、ロッテ打線を7回5安打2失点に抑えた。打線も8回に上田の犠飛で1点を追加し、9-2で8回裏へ進む。8回から2番手で登板したルーキがピリッとしなかった。3者連続四球で無死満塁のピンチを招くと、角中勝也にタイムリー、パラデスの内野ゴロの間に1点を失った。ここでヤクルトベンチは左の久古健太郎にスイッチ。久古は鈴木大地を三振に仕留めたが、ワンポイントで降板。
なんとしても勝利したいヤクルトは、ここで守護神・秋吉亮を投入した。だが秋吉はダフィーにタイムリーを浴びると、大嶺翔太にもタイムリーを打たれる。後続を打ち取ったが、最大8点あったリードも3点差までに迫られた。3点リードの9回も、秋吉がマウンドにあがり、この回は危なげなく三者凡退に仕留め試合終了。長かった連敗がようやくストップした。
真中監督は8回の失点シーンを「連敗中ですからね。流れがこっちに来たままにならない、難しいんだなというのを改めて感じました」と振り返り、連敗を止めたことについては「振り返っている場合じゃない。明後日から一つひとつ戦っていこうと思います」と話した。
また13日からの楽天戦に向けて「どんな試合であろうと、ファンの皆さんは最後まで応援してくれますので、その期待を裏切らないようにいい試合ができればと思います」と意気込んだ。
(提供=ニッポン放送ショウアップナイター)