4カード12試合を終えて…
5月30日に幕を開けた交流戦も2週間が経過。4カード12試合を消化し、2カード6試合を残すのみとなった。
巨人とヤクルトの不振もあり、ここまでの勝数ではパ・リーグが15勝のリードを得ている(6月12日時点)。順位表の上位3チーム(ソフトバンク、オリックス、西武)はパ・リーグ勢だが、そのすぐ後ろには広島(4位)と阪神(5位)がつけており、今週はパの上位勢と対戦する。ここで勝ち越していければ、順位の入れ替わりも十分考えられそうだ。
投手部門
※6月12日時点<防御率>
1位 0.56 美馬 学(楽天)
2位 0.64 浜口遥大(DeNA)
3位 0.75 ウルフ(西武)
4位 1.20 山岡泰輔(オリックス)
5位 1.29 マイコラス(巨人)
6位 1.59 東浜 巨(ソフトバンク)
7位 1.89 ブキャナン(ヤクルト)
8位 2.12 則本昂大(楽天)
9位 2.25 薮田和樹(広島)
9位 2.25 石川柊太(ソフトバンク)
9位 2.25 バンデンハーク(ソフトバンク)
9位 2.25 大瀬良大地(広島)
9位 2.25 石川雅規(ヤクルト)
楽天先発陣の柱の1人へと成長した美馬が、2試合(16回)を投げて自責点1と抜群の安定感を誇る。その他で目につくのが、ルーキーの浜口(DeNA)や山岡(オリックス)、薮田(広島)や石川(ソフトバンク)といった若手の名前。浜口は2試合で1失点、いずれも7回を投げ切ってのハイクオリティスタートで勝利投手となっている。また、石川はこの交流戦から先発に回っており、巡ってきたチャンスをしっかりとモノにした格好だ。
<勝利数>
1位 2勝 黒木優太(オリックス)
1位 2勝 美馬 学(楽天)
1位 2勝 浜口遥大(DeNA)
1位 2勝 青柳晃洋(阪神)
1位 2勝 則本昂大(楽天)
1位 2勝 バンデンハーク(ソフトバンク)
1位 2勝 石川柊太(ソフトバンク)
1位 2勝 大瀬良大地(広島)
1位 2勝 薮田和樹(広島)
1位 2勝 十亀 剣(西武)
1位 2勝 秋山拓巳(阪神)
試合数が限られているため、先発陣は多くても3試合の登板となり、勝利数の差はつきにくい。ルーキーの黒木は中継ぎだが、その他は先発勢がランクイン。最後の1週間で何人が3連勝を飾れるのかにも注目したい。
<セーブ数>
1位 5セーブ 増田達至(西武)
2位 4セーブ サファテ(ソフトバンク)
2位 4セーブ 増井浩俊(日本ハム)
4位 3セーブ 平野佳寿(オリックス)
4位 3セーブ 山﨑康晃(DeNA)
4位 3セーブ 松井裕樹(楽天)
4位 3セーブ 今村 猛(広島)
<ホールド数>
1位 6ホールド シュリッター(西武)
2位 5ホールド 中﨑翔太(広島)
2位 5ホールド 岩嵜 翔(ソフトバンク)
2位 5ホールド 森 唯斗(ソフトバンク)
2位 5ホールド ジャクソン(広島)
交流戦で3位に位置する西武勢がセーブとホールドの部門でトップ。ホールド部門の6位タイには牧田和久(西武)の名前もあり、勝利の方程式が役割を果たしている。その他では、ソフトバンクや広島の“方程式”もしっかりと機能していることがわかる。
<奪三振数>
1位 24個 則本昂大(楽天)
2位 19個 バンデンハーク(ソフトバンク)
3位 18個 マイコラス(巨人)
4位 17個 美馬 学(楽天)
4位 17個 山岡泰輔(オリックス)
4位 17個 石川柊太(ソフトバンク)
<奪三振率>
1位 14.25 バンデンハーク(ソフトバンク)
2位 12.75 石川柊太(ソフトバンク)
3位 12.71 則本昂大(楽天)
4位 11.57 マイコラス(巨人)
5位 11.37 能見篤史(阪神)
5位 11.37 高梨裕稔(日本ハム)
8試合連続2ケタ奪三振中の則本(楽天)が奪三振数ではトップに立つ。一方、奪三振率ではバンデンハーク(ソフトバンク)が「14.25」という数字でトップ。これに石川(ソフトバンク)が続く。巨人のマイコラスは奪三振数、奪三振率に加え、防御率でも上位に名を連ねており、苦しいチーム状況の中で奮闘している。
<今週の対戦カード>
▼6月13~15日
巨人 - ソフトバンク
ヤクルト - 楽天
DeNA - ロッテ
中日 - 日本ハム
阪神 - 西武
広島 - オリックス
▼6月16~18日
巨人 - ロッテ
ヤクルト - 日本ハム
DeNA - オリックス
中日 - 西武
阪神 - 楽天
広島 - ソフトバンク