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最後の瞬間まで見逃せない!混迷極める交流戦の“賞金争い”

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交流戦首位につける広島ですが…(C)KYODO NEWS IMAGES

交流戦の“お金”の仕組み


 いよいよ佳境を迎えている今シーズンのセ・パ交流戦。5月30日の開幕からあっという間に2週間が経ち、残すところあと1カード・3試合のみとなった。

 最終順位とともに気になるのが、交流戦ならではの“賞金”の行方だ。最後の3連戦を前に、その仕組みを振り返っておこう。


【交流戦・賞金の仕組み】
▼ 期間中の通算勝利数で勝ち越しを達成したリーグの中の…
・勝率1位=1000万円
・勝率2位=500万円
・勝率3位=400万円
・勝率4位=300万円
・勝率5位=200万円
・勝率6位=100万円

▼ 全体の最高勝率
・500万円


 実は、現在のセ・パ交流戦において“優勝”という概念は存在しない。かつては全12球団の成績で優勝チームを決めていたのだが、2015年に現行の18試合制に移行されたのを受け、より『リーグ対抗』の色を濃くした対決方式に変更となった。

 賞金も、まずリーグ全体の勝利数で『勝ち越しリーグ』を決め、そのなかでの勝率順に分配する方式に変更。そのため、たとえ成績が12球団ワーストだったとしても、所属リーグが勝ち越せば賞金をもらうことができるのだ。

 また、これまで“優勝”としてきた勝率全体トップのチームには無条件で賞金500万円を付与。リーグ対抗の勝利数でも勝ち越せば、最大で1500万円の賞金を手にすることができる。

 ちなみに、ルールが変更となったここ2年間はソフトバンクがいずれも勝率トップに輝き、リーグとしてもパ・リーグが勝ち越し。満額の1500万円を掴んでいる。


 今年もリーグとしてはパ・リーグが優勢も、チーム単位で見ると広島が全体トップ。このまま逆転なくパ・リーグが勝ち越した場合、広島は首位の座をキープしなければ賞金を掴むことができない。

 そんな広島の最後の3連戦の相手は、交流戦2位のソフトバンク。この週末はマツダスタジアムから目が離せない。


【交流戦・歴代勝率1位チーム】
▼ 優勝
2005年 ロッテ
2006年 ロッテ
2007年 日本ハム
2008年 ソフトバンク
2009年 ソフトバンク
2010年 オリックス
2011年 ソフトバンク
2012年 巨人
2013年 ソフトバンク
2014年 巨人

▼ 勝率第一位
2015年 ソフトバンク(勝ち越し:パ・リーグ)
2016年 ソフトバンク(勝ち越し:パ・リーグ)


個人の戦いにも注目


 個人の表彰も、優先されるのは『勝ち越しリーグ』だ。全体から1名が選出されるMVPは、勝ち越しリーグのなかの勝率1位チームから選ばれることが決まっている。

【交流戦・個人表彰】
▼ 交流戦MVP
・200万円 ※勝ち越しリーグの勝率1位チームから1名選出。

▼ 日本生命賞
・100万円(2名) ※セ・パ両リーグの全選手から2名。


 実は過去12年間において、MVPを複数回獲得した選手はいない。今年は2年前のMVP・柳田悠岐が史上初の交流戦三冠に輝きそうな勢いで打ちまくっているものの、西武やオリックスとのリーグ内の勝率1位争いが熾烈を極めており、賞金争いと連動してMVPの行方もまったく分からない状況だ。

 果たして最後に笑うのは誰か…。2017年の交流戦は最後の最後まで目が離せない。


【交流戦・歴代個人表彰】
▼ MVP
2005年 小林宏之(ロッテ)
2006年 小林雅英(ロッテ)
2007年 グリン(日本ハム)
2008年 川崎宗則(ソフトバンク)
2009年 杉内俊哉(ソフトバンク)
2010年 T-岡田(オリックス)
2011年 内川聖一(ソフトバンク)
2012年 内海哲也(巨人)
2013年 長谷川勇也(ソフトバンク)
2014年 亀井善行(巨人)
2015年 柳田悠岐(ソフトバンク)
2016年 城所龍磨(ソフトバンク)

▼ 日本生命賞
2005年 金本知憲(阪神)、中村剛也(西武)
2006年 佐藤充(中日)、松中信彦(ソフトバンク)
2007年 高橋尚成(巨人)、サブロー(ロッテ)
2008年 金本知憲(阪神)、岩隈久志(楽天)
2009年 ブランコ(中日)、ダルビッシュ有(日本ハム)
2010年 阿部慎之助(巨人)、和田毅(ソフトバンク)
2011年 内海哲也(巨人)、坂口智隆(オリックス)
2012年 杉内俊哉(巨人)、吉川光夫(日本ハム)
2013年 能見篤史(阪神)、田中将大(楽天)
2014年 山田哲人(ヤクルト)、則本昂大(楽天)
2015年 畠山和洋(ヤクルト)、菊池雄星(西武)
2016年 鈴木誠也(広島)、大谷翔平(日本ハム)


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