積極打法で結果を残す
オリックスの5年目・武田健吾が交流戦の打率12球団3位の.373と好調だ。『1番・中堅』で出場した16日のDeNA戦では、第2打席でセンター前に弾き返すヒットをマークした。
好調の理由について武田に聞いてみると「積極的に打つことで結果が出ている」と話す。今季のカウント別の打率をみても、初球の打率が.370(46-17)、0ボール1ストライクの打率が.462(13-6)、1ボール1ストライクの打率が.600(15-9)、0ボール2ストライクの打率が.000(6-0)と、早いカウントから積極的に打ちにいって結果を残している。
昨季までも積極的に打つということを実践していたそうだが、「真っ直ぐを一発で仕留めきれなくて、投手有利のカウントになったりしていた」という。甘い球を捉えられるようになったことが、高打率に繋がっていると言えそうだ。
四球の少なさが課題
5月に入ってからスタメンで出場する機会が増えた武田だが、「四球をしっかり選んだり、走者を進める打撃をやっていかないと…」と課題を口にする。
武田が話すように、今季ここまで149打席に立っているが選んだ四球の数は、わずかに3つしかない。1番を任されることを考えると、今後はヒットで出塁するだけでなく、四球を選ぶことも必要になってくる。四球を選ぶ技術が向上すれば、打率も高くなり、今以上の活躍が期待できそうだ。
(ニッポン放送ショウアップナイター)