交流戦の全日程が終了
6月19日、雨のため中止となっていた交流戦の残り1試合が消化され、今年のセ・パ交流戦の全日程が終了した。
今年は広島とソフトバンクが最後の最後まで接戦を繰り広げたが、直接対決で勝ち越したソフトバンクが3年連続7度目の最高勝率チームに。リーグでは、セ・リーグも奮闘を見せたが、56勝51敗1分でパ・リーグが8年連続勝ち越しとなった。
ここでは、3週間に渡って行われた交流戦の個人成績に注目。交流戦だけのタイトルというものはないのだが、一体どんな選手たちが活躍を見せたのか、部門別にランキングでまとめた。
まずは投手部門から。
投手部門
<防御率>
1位 0.82 マイコラス(巨人)
2位 0.93 浜口遥大(DeNA)
3位 1.23 美馬学(楽天)
4位 1.29 ブキャナン(ヤクルト)
5位 1.35 薮田和樹(広島)
<勝利>
1位 3勝 浜口遥大(DeNA)
1位 3勝 薮田和樹(広島)
1位 3勝 黒木優太(オリックス)
1位 3勝 バンデンハーク(ソフトバンク)
1位 3勝 秋山拓巳(阪神)
<奪三振>
1位 32個 則本昂大(楽天)
2位 28個 バンデンハーク(ソフトバンク)
3位 26個 マイコラス(巨人)
4位 25個 能見篤史(阪神)
5位 24個 小笠原慎之介(中日)
<セーブ>
1位 6セーブ 増田達至(西武)
2位 5セーブ 今村猛(広島)
2位 5セーブ サファテ(ソフトバンク)
2位 5セーブ 増井浩俊(日本ハム)
2位 5セーブ 田島慎二(中日)
8年連続の負け越しとなったセ・リーグだが、防御率のトップ5にはセの投手が4人が名前を連ねるなど奮闘。その投手陣の中でもDeNAのドラフト1位ルーキー・浜口遥大の活躍が光った。交流戦に入り、3戦全勝で勝利数はトップタイ、防御率でも0.93でマイコラスに次ぎ2位と好投が光った。
また、オリックスのルーキー・黒木もトップタイの3勝をマーク。黒木は救援として交流戦最多タイの11試合に登板し、3勝1敗3ホールド1セーブ、防御率2.19とチームの勝ち越しに貢献した。
奪三振数部門では、日本新記録となる8試合連続二ケタ奪三振を達成した楽天・則本昂大が32奪三振でトップとなった。
野手部門
<打率>
1位 .411 丸佳浩(広島)
2位 .396 松本剛(日本ハム)
3位 .382 武田健吾(オリックス)
4位 .361 西川遥輝(日本ハム)
5位 .358 坂本勇人(巨人)
<本塁打>
1位 9本 ゲレーロ(中日)
2位 7本 柳田悠岐(ソフトバンク)
3位 6本 ロペス(DeNA)
3位 6本 メヒア(西武)
3位 6本 鈴木誠也(広島)
<打点>
1位 23点 柳田悠岐(ソフトバンク)
2位 18点 丸佳浩(広島)
3位 17点 ロメロ(オリックス)
4位 16点 ウィーラー(楽天)
5位 15点 宮崎敏郎(DeNA)
5位 15点 ゲレーロ(中日)
5位 15点 メヒア(西武)
5位 15点 中田翔(日本ハム)
<出塁率>
1位 .469 丸佳浩(広島)
2位 .439 松本剛(日本ハム)
3位 .432 西川遥輝(日本ハム)
3位 .432 秋山翔吾(西武)
4位 .430 角中勝也(ロッテ)
<安打数>
1位 30本 丸佳浩(広島)
2位 26本 西川遥輝(日本ハム)
3位 25本 ウィーラー(楽天)
3位 25本 ロペス(DeNA)
5位 24本 坂本勇人(巨人)
5位 24本 雄平(ヤクルト)
5位 24本 柳田悠岐(ソフトバンク)
<盗塁>
1位 8個 西川遥輝(日本ハム)
2位 6個 田中広輔(広島)
3位 5個 京田陽太(中日)
3位 5個 大島洋平(中日)
3位 5個 源田壮亮(西武)
つづいて野手部門。広島の丸佳浩が打率、出塁数、安打数の3部門でトップ。16日のソフトバンク戦では3打席連続本塁打を放つなど、大暴れだった。
また、3年連続7度目となる交流戦制覇を成し遂げたソフトバンクからは、柳田悠岐が23打点を挙げ、打点部門でトップ。本塁打も7本で2位につけており、史上初となる2度目の交流戦MVPも見えてきた。
さらに、盗塁数トップの日本ハム・西川遥輝、打率と出塁数で2位の日本ハム・松本剛、打率3位の武田健吾に加え、盗塁数5個で3位の中日・京田陽太と西武・源田壮亮のルーキーコンビなど、若手の活躍も目立った。