「PLAY-BALL!埼玉」の第一回イベント開催 [提供=埼玉西武ライオンズ]

 埼玉県内に本拠地を置く野球・ソフトボールの球団・団体である、埼玉アストライア、埼玉西武ライオンズ、戸田中央総合病院メデッィクス、武蔵ヒートベアーズの4球団による連携事業、「PLAY-BALL! 埼玉」の初めてのイベントとなる「親子キャッチボールイベント」が18日、埼玉県和光市の和光樹林公園芝生広場で開催された。

 同イベントは、ここ数年の野球・ソフトボール競技者数の著しい減少に危機感を持っていた各チームが、もっと多くの人に野球・ソフトボールを楽しんでもらいたいという想いから今年4月に発足した「PLAY BALL埼玉!」が主催となり行われた。

 今回、子どもが運動・あそびに触れる機会が少ないという現状を変えるために、47都道府県初となるプロ・アマの野球・ソフトボールの団体が連携するプロジェクトの第一回となる、親子で楽しめるキャッチボールイベントを、キャッチボールができる公園である埼玉県和光市の和光樹林公園で開催する運びとなった。

 当日は親子46組109人が参加。講師は、埼玉アストライア(女子プロ野球)、埼玉西武ライオンズ(NPB)、戸田中央須郷病院メディックス(ソフトボール日本リーグ)、武蔵ヒートベアーズ(BCリーグ)の4団体から現役選手、OBが務めた。

 各講師の音頭のもと、肘を上げ、腰を回わして投げることを覚える「とんくる体操」やバットを振る姿勢を覚える「ぶんくる体操」など「野球を楽しむ」をコンセプトにプログラムは進行。ティーに置いたボールを打つゲーム形式では、大人も子どもも交じって楽しんでいた。参加した小学2年生女子は「キャッチボールが特に楽しかったです。またやりたいと思いました」とコメント。多くの参加者から「楽しかった」という声が寄せられ、笑顔で岐路に着く様子が目立った。

 同イベントに参加した西武OBで、ライオンズアカデミーの石井丈裕コーチは「野球に興味を持って頂けたことが非常にありがたいと思います。野球しかやることがない時代ではない中で、このようなイベントをきっかけに一人でも多くの子どもが野球を始めてほしいです」とコメント。同OBの宮田和希コーチも「野球初心者が多い中で、うまくできないなりに楽しくやっていた姿が印象的でした。もっと公園でボールが使える環境になってほしいと思います」と振り返った。

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