○ ドジャース 4 - 0 エンゼルス ●
<現地時間6月27日 ドジャー・スタジアム>
ドジャースの前田健太が27日(日本時間28日)、本拠地でのエンゼルス戦に先発登板。7回無失点の快投で今季6勝目(3敗1セーブ)を挙げ、“先発完全復帰”を強烈にアピールした。
前田は初回、1番ヤングに中前打を許すも、続くカルフーンの打席で、ヤングの二盗を女房役のバーンズが見事に阻止した。立ち上がりを結果的に3人で乗り切ると、2回からは2イニング連続で3者凡退。3回まで42球と、ペース的にも申し分なかった。
2巡目となった4回は一死一、二塁のピンチを背負ったが、4番バルブエナを空振り三振。さらに5番シモンズは遊ゴロに退けピンチ脱出。5回は遊撃・ヘルナンデの好守もあり零封。0-0のまま迎えた6回はこの試合3度目となる3者凡退に抑えると、その裏に打線が一挙に4点を先制した。
勝利投手の権利を得た前田は、7回も2者連続三振を含む3人斬り。その裏の打席で代打を送られ、前田は7回92球で降板。4安打6奪三振無四死球で三塁を踏ませず、防御率を4.15に良化させた。
ドジャースは救援陣も無失点でつなぎ、見事な完封リレー。前田は春先の不調で6月以降リリーフへ回っていたが、スポット先発で5回1失点と好投した18日(同19日)のレッズ戦に続き、先発で2試合連続の白星を手にした。
ドジャースは右膝を痛めた先発要員のマッカーシーが10日間の故障者リストに入ったため、ロバーツ監督は次回も前田を先発させる方針。この調子でローテーションへ完全復帰したいところだ。