ニュース 2017.06.29. 13:30

松井秀喜さんの一言で確信できました。横浜DeNA・筒香嘉智外野手(25歳)スポーツ人間模様

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【プロ野球DeNA対広島】6回右本塁打を放つDeNA・筒香嘉智=横浜スタジアム 撮影日:2017年06月28日 写真提供:産経新聞社
エンジン全開。横浜がわいています。

ハマの主砲がリーグ戦を再開してから絶好調。
昨日の広島戦ではライトスタンドを超える、特大の10号を放ちました。これで今シーズン初の3戦連続弾。筒香は、

これからもっと打つ。

と改めて宣言しました。

4月、2割8分4厘。5月が2割4分3厘といまひとつで、WBC日本代表の後遺症を心配されましたが、ラミレス監督は、

必ずビッグウエーブが来る。

と予告しました。

なるほど、筒香は夏に強い男、昨年7月は、4割2分9厘で、本塁打が16本。今年も6月は3割2分4厘を打っています。

打てない時は、スイング、スイング、スイング。

とラミレス監督は、繰り返していました。
要は、バットを振って、振って、振りまくれです。自身の予感が的中しただけに、

期待している筒香が、戻ってきつつある。
この調子で3割、30本、100打点を達成してほしい。


とボルテージが上がります。
チームは、優勝を目指しているだけに、9.5ゲーム差をつけられている広島からこれ以上、離されるわけにはいきません。
個人よりもチームの勝利を最優先に。30日からの巨人戦から、筒香を3番で起用します。
打順が多くなり、ロペスと宮崎がうしろに控える。メジャー流の3番最強説を実践します。

プロ8年目のシーズン。今や日本を代表するホームランバッターへ成長しました。
母校の横浜高では、25歳の若さでも伝説の選手!プロ球界へ多くの逸材を送りだした横浜高ですが、松坂よりも筒香が語られています。
なぜか、といえば、その野球へ取り組む姿勢。
3年の夏で、ひとまず部活動からは離れるわけですが、筒香は毎日、部室の掃除を行うために足を運んでいます。
新入生が入部すると、全員の前でそんな話があるのが恒例になりました。

大きな期待を背にプロ入りしたものの、しばらくはいわゆるカベに阻まれています。
特定ではなく、コーチを含む、いろいろな人の話を聞いて、自分なりに考えて、打撃改造を行いました。
開眼したのは3年目。
“逆方向へ強い打球を放つ”これに賛同したのは一昨年、臨時コーチとして沖縄・宜野湾キャンプを視察した松井秀喜さんです。
自身の経験から、

本調子でない時は、打てなくてもいい。
でも、ボール球を打ってはいけない。
フォアボールを狙いに行くのも、ひとつの手だ。


筒香には黄金にも勝る、松井さんの言葉でした。
今回もそれをしっかりと守って、来るべき時を待っていたのでしょう。

確信できた。

と喜びました。

明日の巨人戦から、3番の刺激が加わり、どんな変化を起こすのか?
2位の阪神には陰りが濃くなっています。まずチームは、勝率5割復帰で、勢いをつけたいところです。

6月29日(木) 高嶋ひでたけのあさラジ!「スポーツ人間模様」


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