ニュース 2017.06.30. 11:15

ヤクルト・由規の“強み”とは…

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ヤクルト・由規=東京ドーム(C)KYODO NEWS IMAGES
 右肩の故障から完全復活を目指すヤクルトの由規が28日、『ニッポン放送ショウアップナイタープレイボール』に出演し、リハビリ期間中や、ここまでの投球について振り返った。

 由規は2007年高校生ドラフト1位で入団し、3年目の10年に2ケタ12勝をマーク。順調にエースの階段を登っていたが、11年9月3日の巨人戦を最後に5年間一軍の登板から遠ざかった。

 その原因は右肩の故障。13年に右肩のクリーニング手術を行い、14年6月14日のイースタン・リーグのフューチャーズ戦で792日ぶりの実戦復帰を果たすも、その後も一進一退の状況が続き、育成選手としてプレーした時期もあった。

 この長いリハビリ期間こそ、由規自身の“強み”になっているのだという。

「投げられなかった5年間があるので、悩んでいられないというか、投げられる喜びを感じながらというか、苦しい時もそれを思い出しながら投げられるのは、僕の強みなのかなと思ってやっています」

 度重なる困難を乗り越え、16年7月9日の中日戦で1771日ぶりに一軍のマウンドにあがり、同月24日の中日戦で1786日ぶりに勝利を挙げた。同年は5試合に登板して、2勝3敗、防御率4.56という成績を残した。

 完全復活を目指す今季は開幕一軍を逃すも、5月5日のDeNA戦で初登板を果たし、同月17日の巨人戦で今季初勝利をマーク。ここまで昨季に並ぶ5試合に登板し、2勝2敗、防御率3.10という成績を残す。

 由規は「去年ですと、まだ今の時期は一軍にあがっていない状態。それを考えると4、5月に一軍にあがってこられて、登板間隔は空ける形になってしまっていますけど、コンスタントに調子を落とさずに投げられていると思います」と話す。

 今後は「中6日だったり、中5日で投げていかないとチームに迷惑をかけると思う。常にしっかり準備をして、中10日だったり、2週間にならないようにコンディションを整えてやっていこうと思います」と意気込む。
 
 長いリハビリを経て完全復活を目指す由規。今後も由規から目が離せない。

(ニッポン放送ショウアップナイター)

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