軽快なトークで会場を盛り上げる
『ニッポン放送ショウアップナイター』で解説を務める元ロッテの里崎智也さんが1日、同局の師岡正雄アナウンサーと、品川プリンスホテルの「いちょう坂ビアガーデンアウトドアテラス」でスペシャルトークショーを行った。
会場には多くのプロ野球ファンが集まり、里崎さんと師岡アナウンサーの軽快なトークに耳を傾けた。
ラジオとテレビの違い
2人が拍手で迎えられたあと、師岡アナウンサーは「このトークショーで語られた話は、決して外では話さないように」と釘を刺すと、里崎さんがすかさず「ここは外のビアガーデンで周りの人に聞こえますね」と返答し、会場の笑いを誘った。
最初に2人が話したのは「テレビの解説とラジオの解説の違い」について。
里崎さんは「テレビは“終わったプレー”について話せるが、ラジオは“今起こっていることを話さないといけない」と話し、「ラジオは言葉で映像をイメージさせないといけない」と、ラジオ解説ならではの難しさを語った。
解説者の“特技”?
師岡アナウンサーが「プロ野球解説者は凄い」と驚いたことは、記憶力なのだという。「打者が前の打席でどんな球を投げられたかを、よく覚えている」というエピソードを紹介。
現役時代は捕手として活躍した里崎さんは「大事なところはしっかり覚えている。スコアブックを書かなくてもわかりますよ」と語ると、解説が大変な球場についても言及し、「横浜スタジアムは、放送席からトイレが遠いんですよ(笑)」と意外な部分での苦労を明かした。
順位予想は、解説者の願望!?
トークの後は、里崎さんが開幕前に考えた順位予想を振り返ったが、里崎さんは「順位予想は願望ですから(笑)」、「怪我人なんて予想できるわけないじゃないですか」と、予想の難しさを冗談交じりに話した。
里崎さんの現在の優勝予想は、広島。しかし「タナキクマル(田中広輔、菊池涼介、丸佳浩)が故障しなければですけどね、まぁそんな事、起こる可能性極めて低いですから、このまま独走しそうですね。今の広島には全くスキがない。」と話した。
里崎さんが選ぶ、若手ナンバーワン捕手とは
その後はファンの方からの質問コーナーへ。
質問の中には「現在の若手ナンバーワン捕手は誰か」という質問があったが、そこで里崎さんは「打てるし、肩も強い」という理由で、甲斐拓也(ソフトバンク)の名前をあげた。
また「打つ方なら会沢翼(広島)もいいですね」と打てる捕手を評価。里崎さんの「捕手も打たないといけない」という持論が浮かび上がる回答だった。
今後もイベントを開催
最後は、ニッポン放送オリジナルのクッションやラジオ、品川プリンスホテルの宿泊券などが当たる抽選会が行われ、あっという間に1時間が経過。ファンからは大きな拍手が起こりつつトークショーは終了した。
ニッポン放送は、今後もこのようなイベントを開催する予定とのこと。また、ニッポン放送のファンクラブに加入すると、今回のようなアナウンサーと解説者による座談会などが配信されるという。
(ニッポン放送ショウアップナイター)