岩瀬仁紀,
球界最年長左腕の中日・岩瀬仁紀

○ 広島 6 - 4 中日 ●
<12回戦 マツダスタジアム>

 広島が鮮やかな逆転勝ちで同一カード3連勝。対する中日は逃げ切りに失敗し、8回に2点を失った岩瀬が今季4敗目(2勝)を喫した。

 中日は初回、3番大島、6番藤井、7番福田の適時打で幸先よく3点を先制。3-1の5回は、途中出場の谷が左前適時打を放ち、中押しとなる4点目を加えた。

 先発の柳は、強力な広島打線を相手に立ち上がりから安定した投球を披露。4回に3番丸に14号ソロを浴びたものの、6回までを最少失点で乗り切った。しかし7回、先頭の5番松山を四球で歩かせ二死二塁とされると、途中出場の磯村に、プロ初本塁打となる1号2ランを打たれ7回3失点で降板した。

 逃げ切りを図る中日は、1点リードの8回から16試合連続無失点中の岩瀬を投入。しかし、こちらも先頭打者への四球をきっかけに一死一、三塁のピンチを作り降板。そして代わった又吉が4番鈴木に16号となる逆転3ランを浴び、4-6と試合をひっくり返された。

 打線は終盤の好機でダメ押し点が奪えず、14安打で4得点。前カードでは阪神相手に3連勝した中日だったが、このカードでは広島の勢いに屈し、3連敗で借金は再び「7」となった。

もっと読む