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楽天が創設13年目にして作り上げた“最強方程式”

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楽天・松井裕樹(C)KYODO NEWS IMAGES

球団初の“セーブ王”誕生へ…


 6月30日のソフトバンク戦に勝利し、パ・リーグ首位で勝負の7月戦線を迎えた楽天。月が変わって1日、2日の試合は敗れたが、試合数の差もあって「マイナス0.5ゲーム差」で首位の座を死守している。

 好調なチームを後ろから支えているのが、絶対的守護神・松井裕樹だ。プロ4年目の今季は34試合に登板して3勝1敗23セーブを記録。防御率は驚異の0.25と抜群の安定感を誇っている。

 セーブ数はサファテ(ソフトバンク)を1個差で追う2位。抑え転向から3年で熾烈なタイトル争いを繰り広げているが、もし最多セーブのタイトル獲得となると楽天では球団初の快挙となる。


若くして球団史上最高のストッパー


 創設13年目を迎えた楽天。かつては岩隈久志や田中将大といった大エースが多くのタイトルをもたらしてきたが、リリーフ投手の勲章とは縁遠かった。球団創設から昨季までのチーム内最多セーブ者を振り返ってみよう。

【楽天・チーム最多セーブ】
2005年:福盛和男(11)
2006年:福盛和男(21)
2007年:福盛和男(17)
2008年:青山浩二、小山伸一郎(4)
2009年:福盛和男(10)
2010年:川岸 強(13)
2011年:ラズナー(17)
2012年:青山浩二(22)
2013年:ラズナー(17)
2014年:ファルケンボーグ(20)
2015年:松井裕樹(33)
2016年:松井裕樹(30)
 
 ご覧のように、初期の苦しかった時期は白星も伸びなかったため、必然的にセーブの機会も少なかったものの、初のクライマックスシリーズ進出を成し遂げた2009年でも福盛の10セーブというのが最高。日本一になった2013年もラズナーの17というのが最高で、松井裕樹が出てくるまでは30セーブの大台に届く投手がいなかったのだ。

 自身が持つ球団最多セーブ記録の更新、そして球団初の最多セーブ獲得へ。最強守護神への道を歩む松井裕樹のこれからに注目だ。
 

最優秀中継ぎ投手も!


 また、抑えだけでなく最優秀中継ぎ投手のトロフィーもない楽天。しかし、こちらも今季がチャンスとなりそうだ。

 チームトップは新助っ人のハーマンで21HP(ホールドポイント)。これはリーグ4位タイの数字だが、トップはオリックスの黒木優太で23HPとその差はわずかに「2」。十分に射程圏内と言える。

 さらに開幕からここまで32試合連続で無失点投球を続けている福山博之も16HPで第9位にランクイン。出番さえあれば毎日でも稼ぐことができるものだけに、ここからの巻き返しでタイトル争いへ名乗りを上げることも十分に可能だ。

【楽天・チーム最多ホールドポイント】
2005年:吉田豊彦(14)
2006年:小倉 恒(21)
2007年:渡辺恒樹(15)
2008年:有銘兼久(19)
2009年:有銘兼久(20)
2010年:青山浩二、小山伸一郎(20)
2011年:青山浩二(26)
2012年:小山伸一郎(26)
2013年:青山浩二(20)
2014年:福山博之(27)
2015年:青山浩二(35)
2016年:ミコライオ(28)


 4年ぶりの優勝だけでなく、創設13年目にして投手タイトル全制覇にも期待がかかる2017年シーズン。後半戦も楽天の戦いから目が離せない。



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