日本時間の12日(水)、プロ野球のオールスター(14日と15日)に先駆け、マイアミのマーリンズ・パークでメジャーリーグのオールスターが開催される。

 そこで今回は、MLBのオールスターが“お祭り”と呼ばれている所以を探るべく、グラフィックデザイナー・大岩 Larry 正志さんが現地を歩いて回った昨年のオールスター観戦記をお届け。サンディエゴのペトコ・パークで行われた年に1度のお祭りの様子をご覧いただきたい。

 やはりアメリカは“宴”のスケールが大きかった…!?

◆ 24年ぶりのサンディエゴ

 年に1試合しか行われないメジャーのオールスターゲーム、サンディエゴでの開催は1992年以来24年ぶりということで、2015年のシンシナティ同様、街を上げてのお祭り騒ぎだ。

 メジャーのオールスターロゴは、その開催地のチームカラーを使用したり、街のランドマークをデザインしたものになっていて、そのデザインが街中に、そして球場中に溢れる。

 サンディエゴは映画「トップガン」のロケ地でもおなじみで、海軍の街。星を戦闘機に見立てたデザインなども見られる。

 街のコンベンションセンターでは数日前からFAN FESTが開催されていて、ここには“野球にまつわる全て”が集まる。

 たくさんの野球道具のメーカーがブースを出し、バッティングセンターも登場するなど、入場と同時にその規模に胸が高鳴った。

 ちなみに、各企業・業者がサンプルをいろいろ配っているので、無料でいろいろな物が手に入る。
 トレーディングカードメーカーのブースでは、オリジナルのベースボールカードもその場で作ってくれるが嬉しい。

 地元・パドレスの事はもちろん、ニグロリーグや女子野球の歴史・出来事を学べるスペースがあったり、グッズ販売も豊富で一日中楽しめる。

 それにしても、たった1回だけ行われる試合に対して、グッズの種類がとても多いことに驚かされる。Tシャツだけでも何十種類あるか分からない。どれを購入するか迷っているとそれだけで時間がなくなってしまうほどだ。

 メジャーリーグのオールスターゲームは、そのチケットを持った人だけの物ではない。
 このFAN FESTは有料だが、誰でも入場できるし球場近くのいろんな野球出店が集まったブロックパーティーもそうだ。

 ちなみにここでもタダでもらえるロゴ入りグッズがたくさんあるし、オリジナル証明写真も無料で撮れる。
 写真は、飲み干したビールの空カップを含め、無料で手に入るたくさんのグッズだ。

 野球ファン以外でも楽しめる仕掛けがたくさんあり、街一体となってのこのような祭典を日本でもできないものかと毎回考えさせられる。

後編につづく

▼ おまけ
トップガンのロケが行われたバーの店内は“トップガン”だらけ。

大岩 Larry 正志
大岩 Larry 正志
グラフィックデザイナー/ボイスアクター ONE MAN SHOW 代表。

スポーツデザインのジャンルにおいて、特に野球のデザインについては国内随一の実績を持つ。

2008年の西武ライオンズ交流戦用、 2009年の福岡ソフトバンクホークス「鷹の祭典」用、2010年にリニューアルされた名球会のユニフォームやグラフィック、2012年からは楽天イーグルスの「TOHOKU GREEN」などの夏季限定ユニフォーム やチャンピオンロゴデザインなどをデザイン。
2015年からは、初めてのセ・リーグチームとなる東京ヤクルトスワローズのCREW ユニフォーム、燕プロユニフォームのデザインも担当。現在のホーム・ビジターユニフォームも手掛けた。

また、アニメ「The World of GOLDEN EGGS」では、ボイスアクターとしての一面も。

この記事を書いたのは

ベースボールキング編集部

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