日本時間の12日(水)、プロ野球のオールスター(14日と15日)に先駆け、マイアミのマーリンズ・パークでメジャーリーグのオールスターが開催される。

 そこで今回は、MLBのオールスターが“お祭り”と呼ばれている所以を探るべく、グラフィックデザイナー・大岩 Larry 正志さんが現地を歩いて回った昨年のオールスター観戦記・後編をお届け。サンディエゴのペトコ・パークで行われた年に1度のお祭りの様子をご覧いただきたい。

 そこには、日本も学ぶべきスポーツデザインがそこかしこに見られた!?

◆ いざペトコパークへ!

 オールスターゲームが開催されたペトコパークは、サンディエゴらしく南国感溢れるスタジアムで、レフトスタンドの一部にもなっているレンガ作りのビルが特徴的。写真はそのレンガの建物を球場の外から見た様子になる。

 球場内に入るとパドレス殿堂があり、場内外周にはパドレスの名選手、トニー・グウィンの銅像も立てられていて、チームの歴史や往年の選手への敬意も感じられる。

 ちなみに街のスーパーマーケットでは、そのトニー・グウィンビールも販売されていて、1994年に記録した打率「.394」がデザインされている。

 そしてスタジアムと言えば場内グルメ。ホットドッグがやはり美味しいが、サイズがなんともアメリカン!写真のビールカップは日本の球場でも普通に売っているサイズだが、ソーセージがこの大きさ!

 オールスターゲームが盛り上がったことは言うまでもないが、前夜に行われたおなじみのホームランダービーは、70年代のパドレスのユニフォームを模した黄色と茶色のプラクティスユニフォームで行われ、こちらも球場は大興奮。このユニフォームを持ってくるところにセンスを感じる。

 あいかわらずチケットデザインも素晴らしく、そのチケットを飾る用のプレートもグッズとして売られているほど。

 試合以外でも多くのファンを魅了するアメリカのスポーツデザイン。日本の野球界、スポーツ界ももっともっと重要視すべき部分だと思う。

前編を振り返る

▼おまけ
今回の旅ではロスにも訪れた。サンディエゴから車で2時間の距離だ。

ドジャースタジアムには行けなかったが、NBAのレイカーズやクリッパーズ、NHLのキングスなどの本拠地、ステイプルズ・センターを見学。

アリーナの前には、マジック・ジョンソンやボクサーのデ・ラ・ホーヤの銅像が並んでいて、ここが数々の名場面を生んだ場所だということが感じられる。

大岩 Larry 正志
大岩 Larry 正志
グラフィックデザイナー/ボイスアクター ONE MAN SHOW 代表。

スポーツデザインのジャンルにおいて、特に野球のデザインについては国内随一の実績を持つ。

2008年の西武ライオンズ交流戦用、 2009年の福岡ソフトバンクホークス「鷹の祭典」用、2010年にリニューアルされた名球会のユニフォームやグラフィック、2012年からは楽天イーグルスの「TOHOKU GREEN」などの夏季限定ユニフォーム やチャンピオンロゴデザインなどをデザイン。
2015年からは、初めてのセ・リーグチームとなる東京ヤクルトスワローズのCREW ユニフォーム、燕プロユニフォームのデザインも担当。現在のホーム・ビジターユニフォームも手掛けた。

また、アニメ「The World of GOLDEN EGGS」では、ボイスアクターとしての一面も。

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ベースボールキング編集部

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