セ・パ両リーグは12日、6月の「スカパー!サヨナラ賞」を発表した。
セ・リーグは巨人の亀井善行が初受賞。亀井は6月18日(日)東京ドームで行われたロッテ戦、4-5で迎えた延長12回裏、一死一、二塁の場面で右翼席へ劇的な逆転サヨナラ3点本塁打を放った。亀井の目には涙が溢れ、高橋監督の監督通算100勝目に花を添える一発となった。
亀井は「月間スカパー! サヨナラ賞に選んでいただいて、嬉しく思ってます」と喜びのコメント。「あの一打は屈辱的な状況の中での最後の打席から出たものでした。チームに勝ちが付くホームランを打てたことは非常に嬉しく思っています。これからも感動のある一打を打てるようにがんばっていきます」と気合を入れ直した。

一方、パ・リーグのソフトバンク・福田秀平も今回が初受賞。6月25日(日)ヤフオクドームで行われた西武戦、5-6で迎えた9回裏、二死一塁の場面で右翼席へ劇的な逆転サヨナラ2点本塁打を放った。
逆転サヨナラ本塁打は今シーズンのパ・リーグでは初。福田にとってもサヨナラ打はプロ11年目で初だった。
「6月度『スカパー! サヨナラ賞』受賞することが出来て大変光栄に思っております。まさか自分が打てるとは思っていなかったし、あの輪の中に自分が中心となって入っていくことも想像していなかったので、本当に打てて良かったです。打ってホームに帰った時のチームメイトの笑顔は一生忘れられない記憶となりました」と振り返る福田。さらに「『野球は9回2アウトからでも逆転できる』ということをお見せできたと思うので、ファンの皆さんには試合終了のコールが鳴るまで応援して頂けると嬉しいです。ありがとうございました」と感謝の言葉を述べた。
受賞選手には、スカパーJSAT株式会社よりトロフィーと賞金30万円が贈られる。