ニュース 2017.07.15. 12:45

早実、コールド発進!清宮は第1打席で2ラン

【西東京大会・3回戦】
早稲田実 9 - 2 南平(8回コールド)
<7月15日 八王子>

 早稲田実・清宮幸太郎、最後の夏の大会は高校通算104号でスタートした。

 15日、ダイワハウススタジアム八王子で行われた夏の全国高校野球選手権の西東京大会3回戦。これが今大会初戦となった早稲田実は南平と対戦。『3番・一塁』で先発出場した早稲田実の主将、清宮幸太郎内野手(3年)は1回一死二塁で迎えた第1打席、3ボール1ストライクからの5球目、南平の先発右腕・大日方樹投手(3年)の内角直球を右翼席へと運ぶ先制の2点本塁打。清宮自身高校通算104号本塁打となり、神港学園・山本大貴選手がマークした歴代高校通算本塁打記録の107本へあと3本と迫った。

 清宮はその後、第2打席が中飛、第3打席が二飛、第4打席が四球で3打数1安打(1本塁打)1四球2打点。

 投げてはこの夏、捕手から中学時代以来の投手となり、エースナンバー「1」番を背負う雪山幹太投手(3年)が8回まで8安打されるも要所を締める投球で2失点完投。試合は8回コールド、9対2で早稲田実が勝ち、初戦を突破した。

【試合後の清宮の一問一答】

―― まず1勝です。
清宮「初戦はどの大会でも難しいので、タフな試合になると分かっていました。相手のピッチャーがすごくコントロールがよくて、要所で抑えられてしまった。その中でもしっかり勝ちきれたのは良かったと思います」

―― 第1打席はどんなことを考えていたのですか?
清宮「初回だったので、しかもランナー二塁でしたし、最近は繋いで打点を稼ごうという練習をしてきました。結果的にホームランでしたけど、繋ぐ意識が結果に繋がったのかなと思います」

―― ホームランの前のファウルで、感覚の調整などありましたか?
清宮「ちょっと早いな思ったので、ゆったり構えてという感じです」

―― 捉えた瞬間というのは。
清宮「ファウルかなと思ったんですけど、巻かないでそのまま真っ直ぐ伸びていったので、よかったです」

―― 第1打席に結果が出たのは、清宮君にとってもチームにとっても大きかったと思います。
清宮「前半勝負とチームでいっていたので、そんな中、先制点を取れたのは大きかったです」

―― チームの雰囲気は?
清宮「ちょっと固いかなと思いましたけど、慣れなので…。徐々に慣れていければと思います」

―― 甲子園までの道は長いと思います。
清宮「まだまだ試合をこなしていかないといけないですけど、やることは目の前の試合を一戦一戦勝っていくこと。そこだけはブレずにやっていきたいと思います」

―― 初回の第1打席で本塁打を放ちました。
清宮「初戦ということもありましたし、点が入るまではホッとできないというか、張りつめている感じはあったかなと思ったので、自分のホームランで盛り上がってくれたので気持ち良かったです」

―― ホームランの感触、手応えは?
清宮「飛距離は十分だなと思ったので、あとは切れるかどうかかなと。打った瞬間だったかなと思います」

―― 狙ってましたか?
清宮「来た球を打ったという感じです」


(取材・ニッポン放送アナウンサー洗川雄司)
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