● 中日 5 - 6 巨人 ○
<15回戦 ナゴヤドーム>
逃げ切った巨人がカード勝ち越し。ドラフト2位右腕の先発・畠世周(はたけ・せいしゅう)が、8回途中2失点の好投でうれしいプロ初勝利を手にした。
巨人は初回、2番マギーの二塁打を口火に一死満塁の好機を作ると、5番阿部が左犠飛を放ち先制。なおも二死一、二塁から、6番陽が3号3ランを右翼席へ運び、一気に4点リードを奪った。
打線の援護を受けた畠は、立ち上がりから躍動感溢れる投球を披露。伸びのある直球と落差のあるフォークを軸に、テンポ良くアウトを積み重ねた。中盤以降は走者を背負う投球が続いたが、慌てることなく後続をピシャリ。8回に2点を失い降板したが、7回1/3を投げ7安打6奪三振2失点と役割を果たした。
巨人は4点リードの9回にカミネロが3点を失ったが、何とかリードを守りヒヤヒヤの逃げ切り勝ち。その瞬間、畠の表情にも笑顔が戻った。
打線は4回、マギーが早くも3安打目となる9号ソロを放ち5点目。止まらない新助っ人は、6回の第4打席で左前打、8回の第5打席でもラッキーな右前適時打を放ち、一発を含む5安打2打点と大当りだった。
中日は先発・大野が6回5失点で6敗目(3勝)。打線は終盤に反撃したもののあと一歩及ばず、連勝での4位返り咲きとはならなかった。