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現在、防御率1位 巨人・田口麗斗投手(21歳)【スポーツ人間模様】

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【プロ野球オールスター2017全セ対全パ 第1戦】3回からの2イニングを無失点に抑えた全セ・田口麗斗=14日午後、ナゴヤドーム 写真提供:産経新聞社
今夜の横浜DeNA戦。巨人は田口が先発します。現在、防御率が2.09でセ・リーグ1位。プロ4年目の今季、抜群の安定感で8勝2敗とエース級の活躍は、不振続きの巨人だけにひと際目立ちます。なるほど、25歳以下で主力選手といえば、田口1人。育っていないというより、育てられないと揶揄する他球団の関係者も多い。

広島県広島市出身。広島新庄高3年の時、夏の甲子園をかけた広島大会の決勝で、瀬戸内高を相手に無失点完投しました。ところが、延長15回で決着がつかず翌日、再試合。ここでも1失点完投でした。孤軍奮闘にもかかわらずチームは敗れ、甲子園出場を果たせなかった悲運の投手です。しかし、2013年のドラフト3位で巨人から指名を受け、大喜び。広島出身でも、幼少時から巨人ファン。小学校の作文で、「巨人で活躍して優勝したら、原監督をやきそばパーティーに招待したい」と書いています。

入団会見では、

「小学校からの夢を実現したい」

と話し、

「身長が低くても、ちゃんと通用するところをみせたい」

と誓いました。スカウトは、「3、4年下で鍛えれば、かなりの戦力になる」という評価。でも、尾花投手コーチが田口の素質を予定より早く開花させた。2年目から

「すべての球種でストライクがとれる。大崩れしないし、1軍で経験を積ませたい」

と強力プッシュ。よくプロは他の選手を見て盗め、と言われますが、

「とても自分は、そんなレベルにない」

と、田口はコーチや先輩の選手に、徹底的に聞く。

技術だけにとどまらず、食事なども、写真をスマートフォンで送信して指導を受けました。加えて、杉内からもさまざまなアドバイスをもらい、

「勉強になることばかりです」

と、向上心の強さを見せます。今年、うれしかったのは開幕直前、「監督から1年間、しっかりと頼む」と直接、激励されたこと。スピードボール全盛のプロ野球界ですが、7月4日、田口はプロ最速の146キロをマークしました。それも地元広島で、強打のカープ打線を相手に7回を無失点。オールスターにも初出場を果たし、セの2番手として登板し、2回をパーフェクトに抑えています。

一方、悪夢のようなチームの13連敗中には、

「イメチェンです」

と丸刈りに。そうは言ったものの、本当は、

「自分の頭をみて、チームの皆さんに笑顔を取り戻してほしかった」

との願いが込められていたそうです。年俸は5,000万円(推定)。この勢いが続けば、オフには夢の1億円プレーヤーの仲間入りでしょう。171センチの背番号90は、とてつもない可能性を秘めています。

7月21日(金) 高嶋ひでたけのあさラジ!「スポーツ人間模様」


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